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”ワクチン帰国”用にアストラゼネカ製加わる-日本

厚生労働省は、海外在住者で現地でのワクチン接種に懸念等があるために日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する人を対象に、成田空港と羽田空港において接種事業を行っている。8月1日に開始されたこの事業には、これまでファイザー製のみが使用されてきたが、8月25日からはアストラゼネカ製ワクチンも加わることになった。これは、すでに居住国にてアストラゼネカ製ワクチンの1回目の接種を終えており、何らかの事情により2回目の接種を日本で受けることを希望する人を対象としている。

接種会場においては、すでにアストラゼネカ製ワクチンの1回目の接種を終えており、必要な接種間隔が経過していることを証明する書類の提示が必要。厚生労働省は、アストラゼネカ製ワクチンの場合に必要な接種間隔は4~12週間と案内しており、最大の効果を得るためには8週間以上の感覚をくことが望ましいとしている。

この他、居住国において1回目の接種を終えていない人であっても、アレルギー等によってファイザー製ワクチン(mRNAワクチン)を接種できない人も、日本に一時帰国してアストラゼネカ製ワクチンを2回接種することができる。とはいえ、日本で1回目の接種だけを受けることは認められていない。

アストラゼネカ製ワクチンの接種は原則として毎週水曜日に実施される予定となっており、厚生労働省は、8月18日(水)日本時間正午から特設サイトを通じて予約を受け付けるとしている。

ファイザー製も2回目を日本で受けることが可能に

これに加えて、すでに居住国でファイザー製のワクチンを1回接種している人も、日本に帰国して2回目の接種を受けることが認められることとなった。この場合もやはり、1回目の接種を終えていることを示す書類の提出が必須となると共に、1回目の接種のみを日本で受けるということは認められていない。ファイザー製ワクチンは1回目と2回目の接種の間に3週間の間隔をあけることが案内されている。

前述のとおり、この事業を利用して2回の接種を受ける場合に使用されるのはファイザー製のワクチンであり、この点は現時点で変更されていない。

ネパールからの帰国の場合

在ネパール日本大使館も、今回の変更点に関して案内を出している。それによれば、ネパールでは「ワクチン接種時にネパール語で書かれたワクチン接種カードが付与されますが、同カードを持参の上、ネパール政府が指定する病院において英語で書かれたワクチン接種証明書を入手することが可能となって」いる。

指定場所での待機期間短縮に伴う変更点

日本政府は新型コロナウイルスに関する水際対策としてインドやネパール、スリランカ等からの入国者に対して、従来、検疫所の指定する宿泊施設での10日間の待機を求めていたが、8月14日午前0時より期間を短縮し、6日間に変更している。

10日間待機を求められる人は、空港到着時のワクチン接種を受けることができず、待機期間終了後に空港で接種(「ターミナル会場接種」)するか、待機期間中に宿泊施設に医師等が巡回して来る際に摂取する(「巡回接種」)かを選択することができた。今回の期間短縮に伴い、インド、ザンビア、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、モルディブが「巡回接種」の対象から外れている。

すでに「巡回接種」の予約をしていた人に関しては、「ターミナル会場接種」枠に振り替えられ、6日間の待機期間終了後に空港の接種会場でワクチン接種できるように調整される。

これに対し、1回目の接種を「ターミナル会場接種」で予約している人は、待機期間終了後に空港に戻る日付が変更となるため、自ら変更手続きを行うよう案内されている。

※詳細は以下のリンクからご確認いただけます。
・海外在留邦人等向け新型コロナウイルス・ワクチン接種予約サイト
・外務省HP「水際対策強化にかかる新たな措置について」8月11日付
・外務省 海外安全HP|新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置
・厚生労働省HP「アストラゼネカ社の新型コロナワクチンについて」
・厚生労働省HP「ファイザー社の新型コロナワクチンについて」

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