
外務省は13日、ネパールの危険情報の内容を更新した。危険レベルは継続されている。外務省は「政治的主張に基づく過激派集団(マオイスト・チャンド派)や、タライ地区の独立を目指す反政府グループが多い地域では、注意が必要」とし、「バンダと称するゼネラルストライキが散発的に実施されており、各種交通機関の麻痺及びバンダに乗じた暴力行為に注意が必要」だとしている。
危険情報が発出されているのは、以下の地域。
レベル2(不要不急の渡航は止めてください) | 極西部:カイラリ郡、バジャン郡、バジュラ郡、アチャム郡 中西部:バケ郡、スルケット郡、ジュムラ郡、ダン郡、バルディア郡、ロルパ郡、ルクム(東部)郡、ルクム(西部)郡、サリヤン郡、ジャジャルコット郡、カリコット郡、ダイレク郡、ピュータン郡 中部:パルサ郡、バラ郡、ラウタハト郡、サルラヒ郡、マハッタリ郡、ダヌシャ郡の各東西ハイウェイから南方地域 東部:シラハ郡とサプタリ郡の各東西マヘンドラハイウェイから南方地域 |
レベル1(十分注意してください) | 上記以外の全地域(ただし、フムラ郡、ムグ郡、ムスタン郡、マナン郡、ラスワ郡、ソルクンブ郡のクンブ地区を除く) |
この「危険情報」は「感染症危険情報」とは異なるもので、「ある国・地域において、日本人の「生命・身体」に危害を及ぼす事案が現実に存在し、それがある程度継続的に発生している場合、または、治安等の悪化により、日本人の安全にとり何らかの悪影響が及ぶ可能性がある場合には、その国・地域に対し「危険情報」を発出し、渡航・滞在者に注意を呼びかけることとしています」(外務省海外安全ホームページ)と説明されている。想定されているのは、安全対策や危機回避のための対策について必ずしもいずれの面でも専門家ではない、一般的な日本人の個人渡航者である。