外務省は13日、新型コロナの水際対策を調整し、海外から日本へ入国した人の自宅等待機期間短縮に必要となる検査方法の見直しを行うと発表した。新たな措置は14日午前0時から適用される。
これまで、「赤」区分の国や地域からの帰国者・入国者でワクチン接種証明書を保持している人と、「黄」区分の国・地域から入国する人でワクチン接種証明書を保持していない人には、原則として5日間の自宅等待機が求められているが、入国後3日目以降に自主的に受けた検査(PCR検査、もしくは抗原定量検査)で陰性が確認されれば、待機解除となっていた。今回の見直しによって、有効とみなされる検査方法に抗原定性検査が加えられる。
ただし、PCR検査と抗原定量検査は1回の実施で足りるのに対し、抗原定性検査の場合は、入国後2日目と3日目の2回検査を行い、両方の陰性が確認される必要がある。
なお、「赤」区分からの国・地域から入国する人でワクチン接種証明書を保持していない人は入国後3日間は検疫所が確保する宿泊施設での待機が求めらる。「黄」区分の国・地域から入国する人でワクチン接種証明書を保持している人と、「青」区分の国・地域から入国する人には、自宅待機等は求められていない。
現在、各区分ごとの該当国・地域数は「赤」0、「黄」73、「青」148となっている。