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前日の1.7倍、新規感染者数5,000人に迫ったネパールで首都圏規制強化

新型コロナウイルス感染対策規制が緩和されてきた頃のカトマンズ市内の様子
(新型コロナウイルス感染防止のための規制が緩和されつつあった7月のカトマンズ市内の様子。2021年7月19日18時18分撮影)

新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」が収まりき去らないまま「第3波」が始まっているネパールで、10日、「第3波」開始以降最多となる4,904人の新規感染が発表された。これは、9日の3,651人に比べて1,200人以上多く、74%の増加だ。死者数は35人だった。10日の検査数は抗原検査とPCR検査を合わせて1万9,123件で、9日より約3,000件多かった。PCRテスト陽性率は24.1%で9日とほぼ同じだったものの、抗原検査の陽性率は28.9%で、9日の16.9%に比べ急激に高まっている。

感染者数が最も多いのは首都カトマンズ郡で795人。ラリトプル郡とバクタプル郡を合わせた首都3郡の合計新規感染者数は1,186人だったと発表されている。この3郡では、10日時点で自宅・入院合わせて療養中の人の数は1万910人で、全国の療養者数3万7,332人のうち29%以上を占めている。全国に対してこの3郡が占める人口の割合は、多く見積もっても17%を超えないと推定される。[mfn]新型コロナウイルスの感染拡大を受けて10年ぶりの国勢調査が中止されたネパールでは全人口についても、各郡毎の人口についても最新の公式の数字がほぼ存在ない。保健人口省が4日に公表した人口マップでは、最多で1郡200万人までと推定されており、今回の掲載にはこの数字を最大のものとして使用した。[/mfn]

カトマンズ等首都圏では行動規制強化

「第2波」開始以来、首都圏を始めとして多くの郡では行動規制が敷かれ徐々に緩和もしくは解除される流れにあったが、完全解除にいたる前の「第3波」到来により、カトマンズ盆地3郡は再びの規制強化を発表した。適用される期間は8月12日(木)から8月24日(火)まで。

禁止事項

今回の規制により継続、もしくは追加された主な禁止事項は以下のとおり。

1.すべての種類の集会、大会、パーティ会場・映画館等の娯楽施設の営業、観客を入れてのスポーツイベントその他、人が集まることになる催し

2. 屋外集会・抗議活動・祭事等、人が集まることになる事柄

3.宗教・文化活動(僧職者によって執り行われる個人規模のものを除く)

4.学校、大学、塾その他の教育機関による、生徒・学生を登校させての授業

5.輸送業(午前9時から11時まで、及び午後4時から7時の合計5時間)

6.夜8時以降の車両の使用(緊急車両、物資輸送車両、カトマンズ盆地内に入境する車両を除く)

7. 医療関係の除き、店舗・事業所の夜7時以降の営業(オンラインショッピングやテイクアウト、ホームデリバリー等も含む)

8.午前5時から午後9時までの間の建設資材の運搬

公共交通機関の運行や教育機関等での試験に関しては、その目的で特別に定められた規制を守ることを条件に運行・実施が認められている。

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