Webマガジン ニュース・オブ・アジア

在外邦人ワクチン帰国 明日予約スタート 変異株流行地域からの帰国者には特例も

日本政府は、7月19日日本時間正午、海外に居住する邦人等で現地でのワクチン接種に不安を抱える人を対象にしたワクチン接種事業の予約をスタートする。外務省HP等に掲載されている情報を基に、基本事項をまとめた。

この事業の対象者は、日本到着時に羽田空港もしくは成田空港で一回目のワクチン接種を受けることが可能になる。ワクチンの接種自体にかかる費用は国が負担するため利用者負担はない。この事業は日本国内に住民票がない人のみが対象だが、帰国後に転入届を提出する人はこの事業の対象外となっている。

実施期間は8月1日から2022年1月上旬までで、期間中は土日祝日を含めて10時~13時と14時~17時の間に毎日実施される。現在、空港到着後の検疫を通過するのに4~5時間かかることから、予約はフライト到着時刻の5時間後以降の時間帯を選ぶ必要がある。また、正午以降到着の便で帰国予定であれば、翌日以降の接種予約とするよう依頼されている。

使用されるのはファイザー製ワクチン。一回目の接種から3週間の間隔をあけて二回目を接種することになるが、外務省は、二回目接種後は特に発熱などの副反応の頻度が高くなるとして、居住地へ戻るフライトの予約には十分余裕ある期間を設けることを勧めている。

変異株流行地からの帰国者の場合

接種場所は、基本的には、前述のとおり羽田空港と成田空港内の特設会場となっているが、現時点で変異株が流行している地域として指定されている国・地域からの帰国者は、到着時点では空港内特設会場でワクチン接種を受けることはできない。それぞれの地域毎に定められている、検疫所の指定する施設での待機期間(3日、6日、10日間)を終えた後に、空港で接種することになる。これは、「一般接種」と呼ばれ、次の「巡回接種」と区別されている。

インド、ネパール等からの帰国者には宿泊施設内接種も

ただし、インド、ネパール、パキスタン等、入国後10日間の隔離期間が指定されている国からの入国者に関しては、特例が設けられている。検疫所が確保した隔離施設を週に2日(月曜日と金曜日)医師等が巡回して希望者にワクチン接種を実施する、というものだ。特設サイトから予約を行う時点で、一般接種を希望するか巡回接種を希望するかを選択する必要がある。

一般接種を希望する場合には、10日間の施設滞在を終えた後にバスで送り届けられる空港で一回目の接種を行うことになるが、この日付を事前に計算して予約しておく必要がある。その際、帰国当日は待期期間に含まれないため注意が必要だ。例えば、在ネパール日本大使館が示している例によれば、8月1日に日本に到着した人の場合、8月2日が10日間の待期期間初日となり、8月11日に終わる。この日に予約を入れてあれば、宿泊施設から空港へ戻った時に特設会場でのワクチン接種が可能だ。

記事執筆時点で対象となるのは、アフガニスタン、インド、インドネシア、キルギス、ザンビア、スリランカ、ネパール、パキスタン、モルディブからの帰国者。

詳細の確認と予約は、以下の外務省特設サイトから。
https://anzen.mofa.go.jp/covid19/vaccine.html


<PR>

編集部によるPick Up!
  • カトマンズで鳥インフル発生 3000羽以上を殺処分 (2021年2月2日公開)
  • 【コラム】文化や需要に合わせ進歩してゆくインド家電(2020年11月8日公開)
  • ヒマラヤ山脈はコロナ過でも観光客を楽しませていた(2020年10月30日公開)
  • ネパールの大気汚染が過去最悪レベルに (2021年1月16日公開)
  • 雨期のネパール、地滑り頻発のポカラ—カトマンズルートを行く(2020年9月8日公開)
同じ分野の記事をさらにチェックする