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インド株流行地域からの渡航者隔離措置10日間へ延長 ネパール国内でのPCR検査受検について大使館も現地3病院に協力要請

世界で、新型コロナウイルスのインド型変異株(B.1.617系統)に対する懸念が強まる中、5月28日午前0時から、日本でも同変異株流行国・地域からの入国者に対する水際対策がさらに強化される。これまで、入国後に検疫所長の指定する場所における待機期間は6日であったが、これが10日間に延長された。さらに、待期期間中のPCRテストも2回から3回へと回数が増している。

PCRテストが実施されるのは、入国後3日目、6日目、10日目であり、これらすべてで陰性結果が出た場合にのみ、同宿泊施設を退所して、入国後14日目までの間自宅等での待機に移ることとなる。これに先立って、出発地における搭乗前のPCRテスト、日本到着直後の空港でのPCRテストと合わせて合計5回のPCRテストが求められることとなった。対象となる国は、インド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、及びモルディブの6か国。

この他にも、上記6か国に比べて緩やかな措置であるものの、英国、カザフスタン、チュニジア、デンマークが「変異株B.1.617指定国・地域」に追加されている。

ネパールではPCR検査機関に大使館が協力要請

こうした5回のPCR検査のうち、渡航前の受検が最も困難であることが予想される。増大する患者数に対して検査数が間に合っていないために帰国希望者が受検できなかったり、検査場における感染を懸念して受検を控えたりといったケースがインドで発生していることが報道されて来た。PCR検査陰性結果証明がなければ、搭乗自体が認められない。

インド以上のペースで感染拡大が続くネパールでも状況は似ている。在ネパール日本大使館は、「ネパール国内での新型コロナウイルスの感染状況が日々悪化している中、医療機関の受け入れ体制もひっ迫しており、今後ネパール出国及び日本への入国のために必要なPCR検査受検や検査証明書の取得に時間を要する等の状況に陥ることが考えられ」るとして、帰国希望者に対する協力を要請する文書を現地の3病院に対して発行した。

大使館は、この文書によって検査申し込みや早期の検査証明発行が保証するものではないとしているが、日本政府指定の方式(Nasopharyngeal Swab/鼻咽頭ぬぐい液)でのPCRテストの実施をも要請するものとなっていると共に、指定のフォーマットも添付されている。必要とする人は在ネパール日本大使館のHPからダウンロードできる。

日本大使館が文書の対象としている3病院は以下のとおり。いずれも、日本とネパール両政府が指定している検査証明書(フォーマット)の発行が可能な病院となっている。

STAR HOSPITAL
電話番号:01-5551097, 01-5550198
所在地:Sanepa Height-2, Ring Road, Lalitpur
HP:http://www.starhospitallimited.com/

HAMS HOSPITAL
電話番号:01-4377404, 01-437704
所在地:Mandikhatar Road, Dhumbarahi, Kathmandu
HP:http://hamshospital.com/

NEPAL MEDICITI HOSPITAL
担当者:Tenzing Kunsel Bajracharya
電話番号:01-4217766
所在地:Bhaisepati, Lalitpur
HP:http://www.nepalmediciti.com/

(上記所在地は大使館の表記に基づきます。各医療機関の追加情報を見るには、地図内の✔印をクリックしてください。)

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