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ネパール、アライバルビザ発行一時停止対象国を拡大 新型コロナ対策で

ネパールは新型コロナウイルス感染予防策の一環として、3月10日から5か国の国籍者に対するアライバルビザの発給を停止することを発表していたが、ここに来て対象国が広げられることになった。

フランスなど3か国を追加へ

3月9日にネパールの入国管理国ウェブサイト上に掲載された「Upgrade Notice Regarding the Suspension of Visa-on-Arrival and Entry-exit Control Measures」と題するアナウンスによれば、従来の中国、イラン、イタリア、韓国、日本の国籍者に加えて、フランス、ドイツ、スペインのヨーロッパ3か国の国籍者も対象になったとのことである。

(※写真は、ネパール入国管理局ウェブサイトに掲載された発表文のスクリーンショット抜粋)

これらの国籍者であっても事前にビザを取得していれば入国は可能であるとのことだが、これらのビザ申請者並びに対象国を経由地としてネパールに到着する人は、新型コロナウイルスに感染していない旨が記された健康証明書(Health Certificate)の提出が求められている。これは、入国が空路であっても陸路であっても同様である。

対象国籍者に対しては陸路封鎖へ

また、これら8か国の国籍者に対しては、一時的に陸路での出入国が停止されている。それで、ネパール政府は、対象国籍者に対し、出入国の唯一のルートとしてカトマンズのトリブバン国際空港を利用するように強く要請しており、航空会社やツアー会社に対してもそのとおりにルートを設定するよう強い指示が出されている、としている。

ビザ取得済みであっても健康証明書の提出は必須

対象8か国の国籍者ですでにビザを取得してある人であっても、ネパール到着日の最大7日前までに発行された健康証明書の提出が求められることになっている。

30万人以上に影響か

ネパールの入国管理局が公表したデータによると、対象8か国から2019年にネパールを訪れた人の数は以下のとおり。

国名ルート入国者数出国者数
イラン空路1,6981,792
陸路18487
イタリア空路14,75215,248
陸路924504
中国空路1,51,2001,57,700
陸路18,34313,391
韓国空路26,26026,505
陸路2,0272,110
日本空路28,68829,048
陸路1,8461,484
フランス空路28,84729,749
陸路1,7991,367
ドイツ空路34,14535,840
陸路2,4961,340
スペイン空路17,94319,081
陸路1,114605
合計332,266335,851

(※http://www.nepalimmigration.gov.np/public/upload/e66443e81e8cc9c4fa5c099a1fb1bb87/files/Arrival_Departure_Data-2019.pdfを基に「ニュース・オブ・アジア」が作成)

空路陸路合わせて、2019年に入国した全外国籍者数は11,97,191人、出国した外国籍者数は10,90,377人である。したがって、2019年をベースに計算すると、今回の措置は、概算でネパールへの外国籍者入国数の27.7%に影響することとなりそうである。

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