ネパール政府は新型コロナウイルス感染対策として、日本、韓国、中国、イラン、イタリアの国籍者に対し、ネパール入国の際、ビザと共に健康証明書(Health Certificate)の提出を求めると発表している。
実施が近づく中、3月6日付で在ネパール日本大使館から、ネパール入国の際の健康証明書についてのアナウンスがメールによってなされた。このメールは、在ネパール日本大使館がネパール在留邦人及び旅行者等を対象にして情報周知のために配信したものである。
それによると、この措置は3月10日からアライバルビザの廃止と同時に導入され、信頼できる医療機関の健康証明書の提出が必要になるとのことである。内容としては、体温や咳がない等の他、コロナウイルス感染の兆候が見られない旨の記載のあるものが求められるという。
しかし、在日ネパール大使館にはビザ申請に関して「PCRテスト検査結果診断書」が必要であると赤字で明記された張り紙が掲示されている、との情報もある。日本国内でPCRテストを希望者全員が受けられる状況にない以上、在日ネパール大使館に掲示されている書面どおりの健康証明書の提出が求められるとすれば、コロナ騒動終息までの間、日本人のネパール入国の道は完全に閉ざされてしまうのかも知れない。