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コロナワクチン接種開始のネパール、ワクチンFAQを配信

ネパールの首都カトマンズの中心部にあるビル・ホスピタル。新型コロナ患者の受け入れとワクチン接種が行われている

(上の写真は、ネパールの首都カトマンズ中心部に位置するビル病院。新型コロナウイルス感染患者の受け入れ先となってきたこの病院も、ワクチン接種会場となっている。この写真の撮影は2020年月9日午後4時5分9秒。)

ネパール政府の発表と現地報道によれば、27日水曜日、ネパールでも新型コロナウイルスに対するワクチン接種が開始された。これは、インドから贈られた100万回分の「コビシールド」である。政府は“Covid-19ワクチンキャンペーン”と銘打って接種を促進しようとしており、接種開始前日の火曜日には、ネパールの保健人口省がワクチン接種に関して作成したFAQがSNSの公式アカウントやメッセージアプリ「Viber」を通して配信されている。このFAQは随時アップデートされる予定となっており、さっそく水曜日に幾つかの追加情報が配信された。

ネパールの新型コロナワクチンFAQ

27日の現地時間午後6時時前に政府が発表したところでは、同日午後5時までの時点で、77ある郡のうち64郡の93箇所のワクチンセンターにて、合計9,084人が1回目の接種を終えている。内訳は、第1州で1,255人、第2州で726人、首都カトマンズ郡を含むバグマティ州で2,694人、ガンダキ州で1,843人、ルンビニ州で733人、カルナリ州で751人、スドゥルパスチム州で1,082人。副反応等ワクチンによる健康被害の報告はないとしている。ネパール政府は今後10日間で約43万人にワクチン接種を行う方針。

これは、優先度に応じて分けられた3グループのうち最優先グループ(第一グループ)に属する人たちを対象としたものだ。そのグループには、医療機関で働くスタッフの他に、市の公的サービスとして従事する清掃員、救急車の運転手と助手、遺体処理に携わる人、婦人健康ボランティア、老人養護施設の入居者と職員、国境(トリブバン国際空港)で働く職員と治安要員、75歳以上の高齢者、刑務所の看守と服役中の囚人も割り振られている。

ネパールでは、一時期刑務所内での感染拡大が取沙汰されていた。

第二グループには、55歳以上75歳未満の高齢者、および40歳以上55歳未満で政府指定の持病がある人が対象に含まれている。さらに、難民としてネパールで生活している人と外国への出稼ぎからネパールへ帰国した労働者のうち、指定の病気を抱えている人も、このグループに割り当てられている。

第三グループは、15歳以上39歳未満の人たちと、40歳以上55歳未満の全ての人たちである。この点、火曜日に配信されたFAQではワクチン接種の対象となる最低年齢は18歳とされていた。水曜日には15歳に引き下げられたが、入手されるワクチンの特徴に応じて今後も変更がありうるとされている。

ワクチン接種の対象者は、政府指定の医療機関とワクチンセンターで無料で注射を受けられる。

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