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9月17日、長距離バス再開へ 国内線フライトも許可—ネパール

長距離バス運賃は50%増

現地報道によれば、9月15日、ネパールの内閣は9月17日から長距離の交通機関の運行と国内線フライトの再開を許可することを発表した。事前の報道では、9月21日とする情報が出ていたが、この日行われた公式発表では9月17日(ネパール歴では、アソーズ月1日)とされたようである。

新型コロナ感染拡大防止策として、乗客をシート数の半数までに抑えることや、シート1列ごとに1人までの乗客数とすることが許可条件として定められており、シート以外には乗客を乗せていはいけない、という点に触れている報道もある。乗客に対しては、マスク着用が義務付けられており、また、こうした乗客の人数制限が続く間、以前の最大50%増しの運賃を設定することも許可されたことも伝えられている。

しかし、こうしてネパール各地への移動が今後全面的に再開されることになるのかどうかはまだはっきりしない。報道されている内閣の発表では、感染の危険が増した場合には各地方ごとに必要な対応を取ることができるとされているため、長距離移動を計画する場合には、事前に最新の運行情報を確認する必要がありそうである。

ネパールでは、新型コロナウイルス感染の拡大防止策として、3月24日から全国ロックダウンが施行され、7月22日に解除された後も、複数の郡の間をまたぐ長距離移動は基本的に禁止されていた。約4か月ぶりの再開となる。

国内線フライトの再開も許可

同じく現地報道によれば、国内線フライトも再開することが許可された。国内線フライトは3月24日に停止されて以来、7月22日の全国ロックダウンの終了、さらには9月1日の国際線フライト再開後も引き続き停止されていた。今回政府から再開の許可が出たとはいえ、実際に各航空会社の運航再開の準備が整うのは少し先になりそうだとの観測が伝えられている。

また、搭乗可能人数もシート数の半数までとされており、1列あたり1人までの搭乗となる点はバスの場合と同じだ。ただし、バスと異なっている点として、飛行機の乗客にはマスクだけでなくフェイスガードの装着も義務付けられるとのことである。また、72時間以内のPCRテスト陰性結果が必須となるとしている報道もある。

9月15日の新規感染者数は1,459人

とはいえ、ネパールの新型コロナ感染の勢いが収まったわけではなく、ネパール政府は引き続きの警戒を強く呼びかけている。そして、床屋や娯楽施設などの営業禁止措置は継続されている。

9月15日付の政府発表では、最新24時間以内の新規感染者数は1,459人である。これは、1日あたりの感染者数としてこれまでで最多だ。累計死者数は371人、感染者数は56,788人となっている。郡別では、カトマンズ郡が最多の10,583人となっており、2番目に多いパルサ郡の2,545人の4倍以上に及んでいる。9月15日のカトマンズ郡の新規感染者数は555人であり、ラリトプル郡とバクタプル郡を加えたカトマンズ盆地では656人であった。なお、カトマンズ郡の次に新規感染者数が多かった郡としてはシラハ郡(162人)、モラン郡(111人)、マクワンプル郡(87人)、バクタプル郡(86人)、ルーパンデヒ郡(51人)と続いている。

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