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ネパール着国際線スケジュール公開 日本からの直行便は計3便の予定

国際空港の滑走路イメージ
(※写真はイメージです。)

ネパール政府の発表によれば、新型コロナウイルス対策として3月22日から運行が停止されていたネパールの国際線フライトの定期運航が、一部の国や地域を対象にして9月1日に再開される。8月25日、向こう1か月分のスケジュールが公表された。これはネパールに到着する便のスケジュールである。すでに当マガジンに掲載しているとおり、ネパールに到着する便への搭乗が認められるのは基本的にネパール国籍者に限られている。日本からの直行便は、9月2日、16日、30日(すべて水曜日)にカトマンズに到着する計3便となる予定である。すべてネパール航空による運航だ。

現時点まで「webマガジン ニュース・オブ・アジア」では、ネパール発の便への搭乗に何かしら条件が付くかに関する公式の発表を確認できていない。8月27,28日の両日ネパール航空への電話取材を試みているが、現在カトマンズにて外出禁止令が発令されている影響か、応答がない。また、8月27日に電話で話すことができた一航空会社の職員は、ネパールに到着した便が自国に戻るスケジュールはまだ確定していないとし、確定するのは28日夕方になると述べた。また、政府発表のフライトスケジュールと同時に提示された国際線定期便運航条件の12番目の項目にも、「ネパール政府が国際線定期便の運航を停止する決定をした場合には、文化観光民間航空省が予告なくいつでもフライトをキャンセルすることができる」とされている。9月中の日本渡航予定者はこうした事情を考慮に入れておく必要がありそうだ。(※この点について追加情報がありますので、それについての記事「国際線再開追加情報―ネパール」をご覧ください。)

直行便以外では、9月1日以降、ネパール—日本間の他に、マレーシア、カタール、中国、トルコ、韓国、U.A.E.(アブダビ、ドバイ、シャルジャ)との間でフライトが計画されている。しかし、乗り継ぎ便を用いる場合には、後述するように、経由地でどういった措置が取られることになるのかをよく把握しておく必要があり、慎重な判断が求められそうだ。

9月16日以降、入国管理局が再開していなかった場合には空港でビザ代を支払う

現在までの案内では、ロックダウンによる影響でビザの更新ができていない外国人を対象としてビザ代が全額免除となるのは、9月1日にの国際線再開後9月15日までに出国する人に限られる。それ以降の出国となる場合には、入国管理局再開後15日以内に一度入国管理局と連絡を取れば、8月15日以降の観光ビザ代の支払いのみでよいと案内されている。

では、入国管理局はいつ再開されるのか。「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」の電話取材に、入国管理局の担当者は、1週間後、カトマンズの外出禁止令が解除された場合には直ちに業務を再開する、と返答した。

「(外出禁止令が延長されて)入国管理局が再開しなかった場合、9月16日以降入国管理局再開前に出国することになった外国人はどうなるのか」との質問には、空港にて観光ビザ代のみを支払えばよい、との回答を得た。罰金等は科されないとのことだ。

フライトスケジュール

日本からの直行便以外の、発表されたスケジュールは以下のとおり。トランジット先となる国における新型コロナウイルス対策措置についても、当サイトで確認ができた記事執筆時点での情報を併記する。(※各国の措置は突然変更になる可能性がありますので、実際に渡航計画をお立ての際には外務省の海外安全情報ページ等を参考に必ず最新の情報を確認されることを強くお勧めします。)

なお、繰り返しになるが、以下の情報はすべてネパール到着の日付となっているため、ネパール発の便を探す場合には、その日付を参考として考慮することになるだろう。

マレーシア経由

ネパール—マレーシア間ではマレーシア航空、マリンド航空、ネパール航空、およびヒマラヤ航空が以下の予定で運航する予定となっている。いずれも就航都市はクアラルンプールだ。

なお、マレーシアでは8月31日を期限として外国人の入国制限が課せられており、一部ウェブサイト等では、空港内の入国手続き不要なエリアでのみの滞在に制限されるとの情報がある。9月1日以降の措置については記事執筆時点で確認できていない。

ネパール到着日航空会社
9月2日マリンド航空
9月4日ヒマラヤ航空
9月7日ネパール航空
9月9日マレーシア航空
9月11日ヒマラヤ航空
9月14日ネパール航空
9月16日マリンド航空
9月18日ヒマラヤ航空
9月21日ネパール航空
9月23日マレーシア航空                 
9月25日ヒマラヤ航空 
9月28日マレーシア航空
9月30日マリンド航空
(マレーシア・クアラルンプール発カトマンズ着のフライトスケジュール)

カタール経由

カタールへ就航するのは、カタール航空のみで、就航都市はドーハである。カトマンズ発ドーハ経由成田行きの航空券が予約サイト等で発売されているが、ネパール政府が発表した日付と調和しないように見受けられるチケットも発売されている。

在カタール日本大使館が発出している情報によれば、8月26日の時点では、カタールへ入国しないトランジット客に対しては基本的に制限は課されていない。ただし、8月13日以降にバングラデシュ、ブラジル、イラン、イラク、パキスタン、フィリピン、スリランカ国内の空港からカタール航空機を利用する搭乗者には、出国72時間以内のPCR検査「陰性証明書」及びPCR検査「同意書」が求められており、この措置が今後、ネパールを含む幾つかの国にも適用される見通しであるとのことなので注意が必要だ。

ネパール到着日航空会社
9月7日カタール航空                   
9月14日カタール航空
9月21日カタール航空
9月28日カタール航空
(カタール・ドーハ発カトマンズ着のフライトスケジュール)

中国経由

中国からは、重慶、広州、香港、成都の4都市間で運行する予定だ。航空会社はそれぞれ、ヒマラヤ航空、中国南方航空航空、キャセイ・ドラゴン航空、そして中国国際航空である。

中国でのトランジットに関する包括的なルールについては明確でない。「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」が在中国日本大使館に確認を取ったところ、トランジット先の地域や空港、滞在時間等によって扱いが少しずつ異なるため、まずは航空会社に確認するように、との回答を得た。一例として、香港では8時間を超える滞在者はトランジット客とはみなされず、隔離措置等が取られることになるとのことである。在中国日本大使館は、航空会社からの明確な案内が得られない場合には、経由地となる空港へ問い合わせるように、としている。ただし、このように運用が明確になっていないため、飽くまで個人的な意見としてではあるが、中国でのトランジットはお勧めしていない、と担当者は語ってくれた。

(表中、カッコ内は就航都市)

ネパール到着日航空会社
9月3日ヒマラヤ航空(重慶)、キャセイ・ドラゴン航空(香港)
9月5日中国南方航空(広州)
9月10日ヒマラヤ航空(重慶)
9月12日中国南方航空(広州)
9月13日中国国際航空(成都)
9月17日キャセイ・ドラゴン航空(香港)、ヒマラヤ航空(重慶)
9月19日中国南方航空(広州)
9月23日ネパール航空(香港)
9月24日ヒマラヤ航空(重慶)
9月26日中国南方航空(広州)
9月27日中国国際空港(成都)
(中国発カトマンズ着のフライトスケジュール)

トルコ経由

ターキッシュエアラインズが、9月中は4回イスタンブール—カトマンズ間を往来する。すべて木曜日の予定となっているため、トルコに向かう便に乗ることができれば、土曜日に運航されている羽田への直行便に乗ることが可能となるだろうか。この点、記事執筆時点でターキッシュエアからの回答は得られていない。

ネパール到着日航空会社
9月3日ターキッシュエアラインズ
9月10日ターキッシュエアラインズ             
9月17日ターキッシュエアラインズ
9月24日ターキッシュエアラインズ
(トルコ発カトマンズ着のフライトスケジュール)

韓国経由

韓国(ソウル)発の便も9月中に4便の予定だ。大韓航空のホームページによれば、ネパールから日本国籍者がトランジットのために韓国の国際空港を利用する場合の条件としては、連結航空券の確定と24時間以内のトランジットが求められているようだ。

ネパール到着日航空会社
9月4日大韓航空                     
9月11日大韓航空
9月18日大韓航空
9月25日大韓航空
(韓国発カトマンズ着のフライトスケジュール)

U.A.E.経由

U.A.E.からは、アブダビ、ドバイ、シャルジャの3都市からの就航が予定されている。運航会社は、エアアラビア、フライドバイ、エアアラビア、ヒマラヤ航空およびネパール航空の5社だ。しかし、在ドバイ日本総領事館のホームページによれば、U.A.E.着の便に搭乗するには、入国無しのトランジットのみの場合であっても、ネパール出発前96時間以内のPCRテストの印刷された陰性証明書が必要とされている。

(表中、カッコ内は、出発都市)

ネパール到着日航空会社
9月5日ヒマラヤ航空(アブダビ)
9月6日エアアラビア(シャルジャ)、ネパール航空(ドバイ)
9月8日フライドバイ(ドバイ)、ネパール航空(ドバイ)
9月12日ヒマラヤ航空(アブダビ)
9月13日ネパール航空(ドバイ)
9月15日フライドバイ(ドバイ)、ネパール航空(ドバイ)
9月19日ヒマラヤ航空(アブダビ)
9月20日エアアラビア(シャルジャ)、ネパール航空(ドバイ)
9月22日フライドバイ(ドバイ)、ネパール航空(ドバイ)
9月26日ヒマラヤ航空(アブダビ)
9月27日ネパール航空(ドバイ)
9月29日エアアラビア(シャルジャ)、ネパール航空(ドバイ)
(U.A.E.発カトマンズ着のフライトスケジュール)

日本からのチャーター便の予定はなし

同時に、各国からネパールへ帰国する人のためのチャーター便スケジュールも公表された。一覧表によれば、日本からの便の予定はない。なお、8月30日に現地のNature Express社が計画した成田行きチャーター便は、その後キャンセルされている。

(※内容を追加しました。)

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