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閉鎖中のネパール入国管理局、ビザ取り扱いの新ルールを発表

職員に新型コロナ感染が確認されたことで8月10日(月)からカトマンズの入国管理局が再度閉鎖されているネパール。1週間経った今日、ネパール滞在中の外国人のビザの取り扱いに関する新たなルールが発表された。

6月15日に約3か月ぶりに業務を再開して以来、ロックダウン中にビザの有効期限切れを迎えたものの引き続きネパールへの滞在を望む人たちが罰金等なしでビザを更新できる期限が残り5日と迫ったタイミングでの再閉鎖であった。今回の決定は、これまでの告知内容をさらに敷衍するものとなっている。

入国管理局のホームページに掲載された告知の日本語訳を以下に掲載する。[mfn]ホームページ上には英語とネパール語の両方で告知が掲載されていますが、内容がわずかに異なります。以下に掲載の日本語訳は、ネパール語のものを原文としたものですが、英文も参考にしています。[/mfn]

ネパール政府発表の数字によれば、8月17日までで累計27,241人が新型コロナウイルスに感染、107人が命を落としている。この1週間で確認された1日当たりの感染者数平均は562人。報道によればネパール中の約半数の郡においてロックダウンや外出禁止令の発令等がなされている。

入国管理局告知の全文訳

ビザサービスについての告知

ネパール政府(内閣)の2020年8月10日の決定のとおり、新型コロナウイルス感染の危険を抑えるべく、オンライン、バーチャル、あるいは電子的な方法での提供が不可能なサービスおよびその他の対面での提供となるサービスに関わる事柄は、次の決定までの間停止するとの決定がなされたため、当部局で提供してきたビザ関連業務は、次の告知があるまで停止されています。

ネパール政府内務省の2020年6月17日及び2020年8月12日の決定のとおり、入国管理局より、以下のとおりのビザの取り扱いとなる旨もこの告知でお知らせいたします。

  1. 2020年3月21日[mfn]ヴィクラム歴2076年チャイト月8日[/mfn]までの有効なビザがある外国人は、国際線フライトが再開した日から15日以内にネパールから出国する場合には、国際空港入国管理事務所及び国境地帯にある入国管理事務所において無料でビザの処理を行い出国させる。
  2. 2020年3月21日[mfn]ヴィクラム歴2076年チャイト月8日[/mfn]まで有効な観光ビザがあり、様々な事由によりフライトが再開しても直ちに自国へ戻ることができない外国人については、2020年8月14日[mfn]ヴィクラム歴2077年サウン月30日[/mfn]までは無料、そしてそれ以後最長で2020年12月15日[mfn]ヴィクラム歴2077年マンシール月末日[/mfn]まで規定のビザ代を徴収して観光ビザを発給することができる。
  3. 全種類のビザについて、2020年3月21日[mfn]ヴィクラム歴2076年チャイト月8日[/mfn]まで有効なビザがある人のビザは、2020年8月14日までに手続きをすれば遅延料及び罰金が免除されるとされていたところ、これ以後入国管理局の業務が再開された日から15日以内に更新をすれば罰金と遅延料なしでの更新となる。
  4. 観光ビザから他のビザへの切り替えを望む人についても、3項と同じように入国管理局の業務が再開された日から15日まで、罰金と遅延料なしでビザが更新される。
  5. 2020年3月21日[mfn]ヴィクラム歴2076年チャイト月8日[/mfn]まで有効な観光ビザがあり150日間の無料ビザ(Tourist Gratis Visa)を取得する外国人に関しては、当人のネパール滞在日数が150日を超えていても2020年8月14日までは無料、それ以後は他の外国人と同様に代金を徴収して、最長で2020年12月15日まで観光ビザを発給できる。
  6. これまで当部局でのみ発行・更新がなされていた非居住ネパール人ビザ(NRN visa)及び親族ビザ(Non-Tourist Relation visa)が、これ以後ジャパ郡カーカルビッタの入国管理事務所及びカスキ郡ポカラの入国管理事務所でも発行・更新可能となる。

注記:1. ビザ関連以外の緊急案件のためには、入国管理局は対応を続けます。

   2. ビザについてのものを含め、その他のお問合せは、業務時間内(10時~17時)に以下の番号におかけいただけます。

  • 入国管理担当 クレシェカル アリャル‐9851225880
  • 入国管理担当 チャビラル ビ・カ‐9846216667
  • 入国管理担当 パワン グプタ‐9852061745
  • 入国管理担当 ジッテンドラ バラミ‐9851112254
  • 入国管理担当 ラジェス マハルジャン‐9841328250

(2020年8月17日付ネパール入国管理局告知の原文はこちら。)

日本大使館からの追加情報

在ネパール日本大使館が8月18日夕方に在留邦人向けのメールで明らかにしたことこによると、「本件について入国管理局に確認したところ、国際線フライトの再開から15日以内に出国出来ない外国人は、8月15以降のビザ料金を出国時に空港で支払うことは出来ず、事前に入国管理局において支払わなければならないとのこと」である。また、「支払いが出来ていない場合、出国を認められないとのことですので、十分注意してください」としている。

(8月18日、訳文を一部修正しました。また、内容を追加しました。)

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