
入国管理局閉鎖
8月10日、ネパール・カトマンズの入国管理局(イミグレーション・オフィス)はコロナ感染の状況を考慮して無期限(次の告知があるまでの間)のサービス停止に踏み切った。現地報道によれば、57人の従業員の検査を行ったうち1人の陽性が確認されたことが理由であるという。情報筋によれば、陽性だったのは3階に勤務するスタッフだという。3階には、Non-Tourist Visaの発行を担当する部署があり、記者が金曜日に訪れた際にもビザの取得・延長手続きに大勢の外国人が訪れていた。
イミグレーション・オフィス閉鎖中の急を要する手続きに関しては、下記の担当者に連絡を取れることが公式サイトで告知されている。
- クルシェカル・アリャル氏 9851225880
- パワン・クマル・グプタ氏 9852061745
- マドゥスダン・バッタライ氏 9857039587
ネパールでは新型コロナウイルス感染防止対策として、3月22日からイミグレーション・オフィスが閉鎖され、6月15日に業務を再開していた。ロックダウウン中にビザの有効期限が過ぎ、それ以後もネパールへの滞在を望む外国人に関しては8月14日までに延長・更新の手続きをすることで罰金や遅延料等が免除となる措置が講じられていた。その期限4日前での再度の閉鎖となった。
この閉鎖措置によって8月14日の期限内にビザの更新ができなかった人の扱いについては現時点でアナウンスがない。「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」は、ポカラ市のイミグレーション・オフィスでの業務継続の有無について8月11日に2度電話で問い合わせを行ったが、誰も応答に出なかった。
郡をまたぐ移動、フライト再開も延期
8月17日には、7月22日にロックダウンが解除された後も規制が続いていた複数の郡にまたがる車両の移動及び国内線・国際線フライトの再開が予定されていた。この点に関して本サイトでも以前に報じたところであるが、これらも、拡大する新型コロナウイルス感染の状況に鑑みて、さらに15日間延期されることになった。従って、次の再開予定は8月31日(月)となり、その予定通りに再開された場合、3月21日以降にビザの有効期限が切れている人が費用負担なしで出国を認められる期限は9月15日(火)ということになる。
現時点で8月17日以降の航空券を検索すると、17日のエア・アラビアや19日のマレーシア航空などの航空券が現時点でも販売されているが、間もなくキャンセルになるとみて間違いないだろう。
帰国予定者は引き続き注意深い計画と情報収集が求められそうだ。
(※イミグレーション・オフィスの業務が再開された日付が間違って6月22日となっていました。記事内、正しい日付に訂正してあります。)