7月22日に全土ロックダウンの終了を宣言したネパールだが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ネパール内務省は8月5日に再度の交通規制を導入することを発表した。対象は、カトマンズ盆地内と200コロナ人以上の感染者がいる郡となっている。これらの郡では夜9時から翌朝5時までの間の車両交通も禁止された。
交通規制の内容は、「奇数偶数方式」であり、ネパール歴の偶数日付には偶数ナンバーの車両、奇数日付には奇数ナンバーの車両のみの交通が許可される。
これらはすでに8月6日(木)から実施されている。
内務省が出したプレスリリースは以下のとおり。(原文はこちらで確認できます。)
ネパール内務省の発表全文(日本語訳)
新型コロナウイルス(Covid-19)の感染が拡大している現状において、その抑止とコントロールのため、以下の指示を効果的に実行するための必要な措置を講じるよう関係治安当局および全ての郡庁に対して特別指示が出されたことを関係各位にお知らせします。
1. ネパール政府保健人口省が出している公衆衛生規則及び内務省が出している安全規則を厳正に順守し、また順守させる。マスクを着用しない者や公衆衛生規則を犯す者に対しては、罰金刑を処す。公衆衛生規則及び安全規則を犯す個人、団体、企業であればその最高責任者をも刑罰の対象とする。
2. 必要不可欠な物流を除き、カトマンズ盆地に入ろうとするすべての車両に対し、午後7時から午前7時の間は入境を認めないこととし、これを厳正に施行する。カトマンズ盆地および、Covid-19の陽性者が200人以上いる郡においては、必要不可欠なものを除き、公共交通機関および個人車両は明日2020年8月6日[mfn]ネパール歴2077年4月22日[/mfn]より、奇数・偶数番号に基づいてのみ運行・使用するものとする。該当する郡の市街地では、郡内の移動であっても夜9時以降翌朝5時までは通行を認めない。
3. Cobid-19感染の危険性を評価し、危険性が高まったとされた地域・場所は、郡コロナ禍対応センター(DCCMC)の決定に従って直ちに閉鎖し、Covid-19のさらなる検査を行うものとする。
4. ネパール政府の決定によって入国許可を持つ者を除き、国境からの出入国を厳正に禁止する。
5.ホテル、レストランにおけるグループでの宴会、パーティ、セミナー並びに集会などといった活動は、これを禁止する。
