2020年7月30日にネパールの保健人口省が開いた記者ブリーフィングにおいて、同省報道官ジャゲシュオル・ゴウタム氏は、ネパールにおけるコロナ感染に関連した死者が直近24時間以内にに3人加えられたことを発表した。これで、ネパールでの累計死者数は52人に達した。この日に死亡したのは、パルサ郡の2人とモラン郡の1人である。(※ブリーフィングの様子は保健人口省の公式サイト等でご覧いただけます。)
パルサ郡は現在、市中感染が起きている可能性がメディア上で指摘されている。さらに、この日の記者ブリーフィングでジャゲシュオル・ゴウタム氏はインド国境からネパールへ入国する人の数が減少していることに言及した。また、同氏によれば、3箇所のカトマンズ入境地点では10,000個の検体採取を目標として入境者を対象としたPCR検査が実施されており、この日までに8,401人分の検体が採取され、そのうち24件について検査結果が出たという。それらの検査結果は公表されなかった。
また、同氏はこれからネパールではイスラム教徒とヒンズー教徒の祝祭が続くことに対して感染予防の観点から懸念を表明し、例年どおりの規模・方法では祝わずに感染予防に努めるよう呼び掛けている。
この日、口頭で報告された感染者数は277人。累計感染者数は19,500人を超えている。(ソーシャルメディア上で公開された書面では274人となっている。)