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ネパールから日本へ 6月11日が最終チャーター便の見込み 搭乗までにやるべきこと

ネパールからの帰国希望者は直ちに行動を

(※タイトルの日付に間違いがありましたので訂正しました。お詫びいたします。)

全国際線フライトが停止されているネパールではあるが、各国への帰国者のためにチャーター便のフライトは認められてきた。日本行きの便として最初に大使館からアナウンスされた4月13日のフライトに関しては当サイトでも特集している。その後、福岡行きを含めてさらに何便か用意されており、6月4日と6月7日にも成田行きの便が飛び立つ予定が知らされている。

最近、日本大使館は、再び6月11日に予定されている成田行きの便についての知らせを出した。そして、これが日本行き最終便になる可能性が非常に高いとの見方を示し、帰国希望者はこの便への搭乗を逃さないようにと勧めている。

搭乗希望者は、チケットを購入した上で、6月6日(土曜日)12:00までに日本大使館に連絡を入れる必要がある。

しかし、チケット購入が間に合わない場合は、後日チケット購入を完了するという前提で大使館に連絡を入れることも可能であると言う。

飛行機の窓から空と海
(イメージ写真。2020年2月に成田発カトマンズ着の便から撮影。)

チャーター便搭乗に必要な手順

搭乗までに必要な手順を以下にまとめている。

手順① チャーター機を手配する旅行会社に問い合わせる

チケット代、支払い方法についての問い合わせを含め、チケット購入希望者は以下の現地旅行代理店に直接問い合わせる必要がある。

代理店名:Serene Travels Pvt. Ltd. / Serene Int’l Treks Pvt. Ltd.

所在地:G.P.O. Box No.: 3437, Yak & Yeti Lane, Durbarmarg, Kathmandu, Nepal

電話番号:+977-1-4222333, +977-1-4224333, +9779851099343

E-mail: sales@serenetravelnepal.com

Website : http://www.serenetravelnepal.com

上記ホームページによると、旅行代理店の場所は、以下のとおり。

手順② 日本大使館に連絡して通行許可証の発行を求める

現在カトマンズ外に滞在している人は、ロックダウウン中にカトマンズまで移動するための通行許可証を得る必要がある。この通行許可証は、現在滞在している郡の郡知事(प्रमुख जिल्ला अधिकारी,CDO,Chief District Officer)が発行するものである。

この通行許可証を得るには、まず事前に日本大使館からネパール内務省に対して通行者情報を提供する必要がある。その情報を基に内務省が対象となる各郡知事に対して通行許可証の発行を指示することになるそうだ。そのため、帰国希望者は、6月6日12:00までに時間厳守にて日本大使館に連絡する必要がある。

連絡先とメールに記入する必要のある事柄は以下のとおり。

連絡先:consular-emb@km.mofa.go.jp

メールへの記入事項:

  1. 氏名(パスポート表記と同じローマ字)
  2. 性別(例:Male)
  3. 生年月日(西暦にて記入)
  4. 旅券番号(例:TR1234567)
  5. メールアドレス(このアドレスに日本大使館から連絡が来る可能性がある)
  6. 電話番号(携帯番号が無い場合も,宿泊先の電話番号等,大使館館からの連絡がつく電話番号を記載する)
  7. ネパールでの滞在先住所(必ず郡⦅ジッラ⦆の名称を記載すること)

以下の手順③~⑥はカトマンズ外に滞在している人にのみ必要となるものである。

手順③ ネパール内の移動手段を確保する

実際にはこの手順①や②とほぼ同時に進めることになるだろう。

カトマンズに滞在している人には必要ないが、現在カトマンズ外に滞在している人は、滞在先からカトマンズまでの移動手段を自力で確保する必要がある。感染が拡大している中、ロックダウウン中の危険の伴う移動を快く受け入れてくれるタクシー等の運転手を探すには困難が予想される。できる限りの人脈をたどってすぐに探し始める必要がありそうだ。

移動当日になってからのトラブルを避けるためにも、信頼できる相手を探すことも重要になってくるだろう。

手順④ カトマンズでの滞在先を確保する

この手順も、他の手順とほぼ同時に勧めることになるだろう。

カトマンズに自宅のある人は必要ないが、そうでない場合は、カトマンズ移動後フライトまでの数日間滞在するための場所を確保する必要がある。

ホテル情報はネパール観光庁のサイトhttps://strandedinnepal.com/で検索することができるとされているが、弊社がアクセスを試みたところセキュリティソフトが警告を発したため、接続を中止した。

知人を頼るか、チャーター便を手配している旅行代理店に相談してみることができるかも知れない。旅行代理店ホームページは英語だが、現在もホテル予約をサイト上で受け付けていることになっているため、英語のできる人は一度確認してみると良いだろう。(サイトの右上に小さくフランス語ページと日本語ページへのリンクがあるが、残念ながら実際にはページは存在していない。)料金も確認できる。とはいえ、ホームページの更新が遅いネパールの事情を考慮すると、予約の前にまずは電話で現在の最新情報を確認することをお勧めする。

手順④ 日本での交通手段と滞在先を確保する

この手順も、先に書いた手順と同時進行となりそうだ。

日本では検疫強化措置が取られているため、入国後公共交通機関を利用することができない。また、14日間は検疫所長の指定する場所(自宅またはホテル)で14日間待機することになる。

そのため、自宅が成田からかなりの遠方にあるなど、家族の自家用車で迎えに来てもらうことや自宅にまっすぐ向かうことが困難な帰国者は、日本到着前に2週間の滞在先と移動手段を確保しておく必要がある。

なお、公共交通機関とは、電車、バス、タクシー、飛行機等のことであり、レンタカーはこれに含まれていないため使用可能である。

手順⑤ 日本大使館からのメール受信後、CDOにて通行証を取得する

日本大使館からネパール内務省への情報提供が終わり次第、大使館からメール連絡があることになっている。その後、帰国希望者各自で現在滞在中の郡の郡庁(CDO Office, जिल्ला प्रशासन कार्यालय)に出向き、手続きを行う必要がある。

必要書類

これまでのチャーター便と同じ書類が求められるとすれば、以下のものを持参する必要がある。

  1. パスポート原本
  2. 使用する車両の車両番号
  3. 車両を運転する運転手の氏名,連絡先及びID番号
  4. 日本大使館から外務省経由で内務省に送付したオフィシャルレター(日本大使館HPから印刷可能)
  5. 航空券のEチケット
  6. カトマンズでの宿泊先の情報
  7. ネパールのビザ

なお、郡庁によっては立ち入りが制限されて入館できないことがあるため、以上のものを電子的な形で送信する用意をしておくことも勧められている。

手順⑥ カトマンズへ移動する

安全のうちに、移動しよう。

手順⑦ 当日、空港へ移動する

カトマンズ・トリブバン空港国際線入り口
(カトマンズ・トリブバン空港国際線ロビー入り口。4月10日、旅行者による撮影。)

カトマンズ・トリブバン空港への移動は十分前もって行う必要がある。前例のとおりであれば、日本大使館から送られてくるメールの中に、カトマンズ内の通行許可を求めるレターへのリンクが掲載されるため、それを事前に印刷して持ち歩くことになる。警察に止められた場合にこのレターを提示するためだ。

もっとも、すでにカトマンズでは商店主たちがロックダウンを無視して営業を再開しており、この状態が続くのであれば警察に止められる可能性は低いと予想される。その分、感染予防にはこれまで以上に注意する必要があるだろう。

そういえば、Visit Nepal 2020だったという事実

カトマンズ・トリブバン空港国際線出発ロビー
(新しくなった国際線出発ロビー。撮影は工事完了前の4月10日。旅行者提供。)

短期間のうちにこういった多くの手続きを経てトリブバン空港に着くと、これまでとは打って変わって綺麗になった内装に目が留まることだろう。ロックダウウン中にトリブバン空港の改装工事が進められて既に完成しており、新しく綺麗な出発ロビーが日本への出国者を迎えてくれるはずだ。

無事に出国手続きを終えて搭乗を待つだけとなったとき、少しの安心感を感じつつ、新しい出発ロビーを眺めてみよう。コロナ禍の喧騒ですっかり忘れてしまっていたが、今年が「Visit Nepal 2020」[mfn]ネパール政府が観光客誘致のために打ち出した1年間に及ぶ観光振興キャンペーン[/mfn]だったことを思い出させてくれる、ある種の感慨深いひと時となるかも知れない。

(※新型コロナ感染の世界的な拡大を受け、すでに「Visit Nepal 2020」は正式に中止されています。)

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