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ネパールでM6.0の地震 2015年以後最大規模も被害は最小限か

31日、ネパール東部山岳地帯に位置するコタン郡を震源とした地震が発生した。ネパールの国家地震観測調査センターによれば、発生時刻は午前8時13分(現地時間)、地震の規模を示すマグニチュードは6.0だった。

現地報道が同局担当者の話として伝えたところによると、これは2015年に起きた大規模地震の余震ではなく別個の地震で、2015年以降最大の規模のものであるという。揺れは震源地から西に200㎞離れた首都のカトマンズでも感じられたという。とはいえ、現時点で人的被害の情報は入っていないとされている。電話や電気などのインフラにも影響は出ていないという。現在報告されている被害としては、隣接するボジュプル郡で家屋1棟にひびが入ったというもののみにとどまっている。その上、この家屋は空き家だったと報道されている。

ネパールの中央統計局の速報値によれば、コタン郡の人口は17万5,340人。国家地震観測調査センターが公表したGPS情報に基づいてGoogleマップで検索すると行き当たる同郡サケラ村の人口は9,605人。家屋は2,276棟。

ネパールでは7月に入ってからM4.0を超える地震がこれまでに合計5つ観測されている。

※内容を追加しました。

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