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2022年夏 ネパールで金融業界再編が進んでいる

ネパールで銀行や保険会社の統合が相次いでおり、金融業界の再編が進んでいる。

まずは6月16日、グローバルIME銀行(Global IME Bank Ltd.)がバンク・オブ・カトマンドゥ(Bank of Kathmandu Ltd.)が合併(対等合併)することで初期合意に達したと発表した。合併後の名称は「Global IME BOK Ltd.」になるという。合併後は21の金融機関(5つの商業銀行、10の開発銀行、6つの金融会社)からなるグループ全体で総資本額は約523億ルピー(558億円)に達するとともに385の支店を抱えるネパール国内最大の銀行になるとしている。

次いで6月29日、ナビル銀行(Navil Bank Ltd.)がネパール・バングラデシュ銀行(Nepal Bangladesh Bank Ltd.)の買収に関して国立銀行から最終承認を得たと報道された。すでに7月11日から同一システムでの業務が開始されており、ネパール・バングラデシュ銀行のWebサイトも閉鎖されている。報道によれば、買収後のナビル銀行の一次資本は430億ルピー(約459億円)、支店数は235に達し、160万以上の顧客数になるという。

続いてヒマラヤン銀行(Himalayan Bank Ltd.)である。現地報道によれば、もともとはネパールインベストメント銀行(Nepal Investment Bank Ltd.)と合併する初期合意がなされていたが破談に終わり、今はシビル銀行(Civil Bank Ltd.)との合併に向けて交渉を進めているようだ。

そのネパールインベストメント銀行は、ヒマラヤン銀行との交渉終了後、6月10日の時点でメガ銀行ネパール(Mega Bank Nepal Ltd.)との合併に向けて初期合意に達した。合併後の名称は「ネパールインベストメントメガ銀行(Nepal Investment Meaga Bnak Ltd.)」になるという。両行の共同発表によれば、合併後の払込資本は344億ルピー(約368億円)に達し、払込資本金ベースで国内最大の銀行になるとしている。また、預金額も3,340億ルピー(約3,570億円)を上回ると予想され、「あらゆる面で最強・最大の銀行になる」(両行の共同発表)としている。

この他にも、様々な保険会社が合併を発表している。ネパール国立銀行は、来年1月中旬までに統合を完了する金融機関に対して、手続きを容易にするための特別措置を設けている。

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