円安傾向は対ネパールルピーでも強まっている。
対米ドル相場で1ドル123円台まで円安が進行した28日、対ネパールルピー相場でも円安が進んだ。約3年ぶりの水準となる、買値100円=約100.1ルピー、売値100円=99.6ルピーを付けた。
29日にはさらに円安が進行して、買値100円=98.3ルピー、売値100円=97.8ルピーにまで下がっている。30日のレートは買値100円=98.7ルピー、売値100円=98.2ルピー。
外国為替レートを通知しているネパール国立銀行の統計によると、これ以前に100円=100ルピーを下回っていたのは、2019年5月6日が最後だった。その時の買値は100円=100ルピー、売値100円=99.4ルピーだった。
一方で、その後徐々に円高が進み2020年3月に100円=110ルピーを突破、同年4月から2021年2月17日までの期間に渡って同水準での取引が続いていた。最高値は2020年3月10日の買値100円=116.2ルピー、売値100円=115.6ルピーで、これは記録が入手可能な過去20年間で最高値となっていた。
(※記事内の「売」「買」は円を基準としています。また、ネパール国立銀行は10円あたりの為替レートを掲載していますが、分かりやすさのために当サイトで100円あたりに換算しています。)