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ネパールの新規感染者500人超え PCRテスト陽性率も上昇

オミクロン株感染拡大時期のネパール感染者数推移20220106
(ネパールの州ごとの新型コロナウイルス新規感染者数の推移を示したグラフ。一番上の紫いろのグラフが首都顔とマンズを含むバグマティ州のもの。画像は保健人口省HPから。2022年1月7日)

新型コロナウイルスの新規変異株であるオミクロン株の感染が世界に拡大する中、ネパールでも影響が確認され始めている。

1月6日に保健人口省が確認した直近24時間の感染者数は540人に達し、前日の435に比べて24%増加した。4日から5日にかけても10%増加しており、陽性者数の増加が明らかに見受けられる。1週間前の木曜日(2021年12月30日)に確認された陽性者数は241人で、その数字と比べると実に124%増である。

これは検査数の増加によるものだけではない。PCRテストの陽性率も日に日に高まってきている。以下の表のとおり、1月に入ってから陽性率が上昇していることが見て取れる。

12月24日25日26日27日28日29日30日
2.9%3.6%2.9%2.7%2.8%3.2%3.4%
31日1月1日2日3日4日5日6日
2.8%6.8%3.5%3.0%4.5%5.5%6.6%
(ネパールの新型コロナウイルスPCRテスト陽性率の推移。保健人口省のデータに基づき当サイトが作成。小数点第二以下切り捨て。)

今回も感染拡大の傾向が顕著なのは首都カトマンズを抱えるバグマティ州で、州内で確認された新規感染者数は1週間前の166人から6日発表の334人へと倍増している。

これらの感染例のうち、オミクロン株がどれほどの割合を占めているのか現時点までで公式のアナウンスはない。しかし、地元メディアの一部報道によれば、現在遺伝子解析が進められており、数日中にサンプル調査の結果が報告される予定であるという。

1月6日時点での保健人口省の統計によれば、全人口に対してワクチン接種を完了した人の割合は35.9%。自宅療養者の数は5,069人。入院中の人は362人で、そのうち79人が集中治療室(ICU)に入っている。14人に人工呼吸器が使用されている。

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