Webマガジン ニュース・オブ・アジア

感染者増加傾向が見え始めたネパール オミクロン株への警戒強まる

ネパールでも新型コロナウイルス感染拡大‟第四波”の足音が近づいてきた。

4日に発表された直近24時間の新規感染者数は393人で、400人に迫った。前日の3日にも326人の新規感染が確認されており、1月1日の382人に300人を上回る感染者が確認されてから、検査数の少なかった2日を除いて立て続けに300人台を記録している。12月中に最後に300人を上回ったのは12月13日で、その前後は200人台であった。

PCRテストの陽性率も高まっており、12月最後の7日間は平均3.0%だったのに対し、1月に入ってからの4日間では平均4.2%となっている。

現時点までにオミクロン株感染が拡大しているという公式アナウンスはないが、ネパールの保健人口省は各自治体に対して対応準備を促したり国民に対してオミクロン株について解説したビデオを配信したりするなど、同変異株に対する警戒を強めている。

現地メディア「オンラインカバル」は、4日配信の記事で、デリー保健当局者の話として、隣国インドの首都デリーで行われた検査の結果、新型コロナウイルス感染者のうち84%がオミクロン株に感染していることが判明したと報じている。ネパールでは、これまでの感染の波でも、インドでの感染拡大に追随する形で感染爆発が起きており、同メディアは3日に配信した記事でも、これから1月末頃に向けて、昨年4月と5月のデルタ株によって感染爆発が起きた第二波を上回る感染者の増加につながることを懸念する当局高官の声を伝えている。

保健人口省は4日から対象者を高齢者や基礎疾患のある人に限定してワクチンの3回目接種を開始することを3日に発表していたが、4日に中止が発表された。同省の案内によれば、全国民へのワクチン接種を完了することの重要性ゆえに、技術的な点についてさらに検討を行った上で1月中旬以降に追加の情報提供を行うとされている。

同省の統計では、4日までのワクチン接種完了率は、全人口比35.3%。

<PR>

編集部によるPick Up!
  • カトマンズで鳥インフル発生 3000羽以上を殺処分 (2021年2月2日公開)
  • 【コラム】文化や需要に合わせ進歩してゆくインド家電(2020年11月8日公開)
  • ヒマラヤ山脈はコロナ過でも観光客を楽しませていた(2020年10月30日公開)
  • ネパールの大気汚染が過去最悪レベルに (2021年1月16日公開)
  • 雨期のネパール、地滑り頻発のポカラ—カトマンズルートを行く(2020年9月8日公開)
同じ分野の記事をさらにチェックする