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日本でも有効に—ネパールでのワクチン接種証明書の取り方(オンライン)

12月10日、在ネパール日本大使館は、ネパール政府が発行する新型コロナウイルスのワクチン接種証明書のうち、一定の条件を満たすものを所持する人に対して、検疫所の指定する宿泊施設での3日間待機が免除されることを知らせた。この措置は12月4日からすでに実施されており、該当者には入国後3日間の検査も求められないとされている。これにより、対象者は空港から直接自宅等の自主待機場所に迎えることとなった。自主待機期間は引き続き14日間。

日本政府が有効と認めるもののうち、これまでにネパール国内で入手可能となったワクチンは、ファイザー製とアストラゼネカ製(セルム・インスティトゥート製)。1回の接種で接種完了となるジョンソンエンドジョンソン製ワクチンは含まれていない。

ネパールで一番最初に入手可能となったインドのセルム・インスティテュート(インド血清研究所/Serum Institute of India Pvt.Ltd.)が製造する「コビシールド(Covishield)」という名称のワクチンは、アストラゼネカ製と同じものであり、日本の外務省も同一のものとして扱うとしている。

同大使館と外務省によると、ワクチン接種証明書が有効と認められるには以下のすべての条件を満たしている必要がある。

  1. 以下のすべてが日本語または英語で記載されていること
    ①氏名
    ②生年月日
    ③ワクチン名またはメーカー
    ④ワクチン接種日
    ⑤ワクチン接種回数
  2. 政府等公的な機関で発行された証明書であること
  3. 接種したワクチンのワクチン名/メーカーが以下のいずれかであること
    • コミナティ(COMIRNATY)筋肉注射/ファイザー(Pfizer)
    • バキスゼブリア(Vaxzevria)筋肉注射/アストラゼネカ(AstraZeneca)
      • コビシールド(Covishield)/インド血清研究所(Serum Institute of India)
    • COVID-19ワクチンモデルナ(COVID-19 VaccineModerna)筋肉注射/モデルナ(Moderna)
  4. 上記の指定されたワクチンを2回以上接種していることが確認できること
      ※異なるワクチンを接種している場合も、合計接種回数が2回以上かつ2回目の接種から14日以上経過していれば、有効と認められる。ただし、2回とも上記で指定されたいずれかのワクチンである必要がある。
  5. 2回目のワクチン接種から、14日以上経過していること

なお、日本に帰国・入国する際には、ネパール出国前72時間以内に受けた陰性証明書、誓約書、質問票の提出、スマートフォンへのアプリの登録や帰国・入国時に行われる検査等は引き続き必要となっている。

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ネパールでワクチン接種証明書を取得する方法

では、ネパールでのワクチン接種証明書を取得するにはどうすればよいのか。ネパール当局が国内向けに出している情報によれば、以下の手順でQRコード付きの証明書を取得できる。

ただし、以下の自治体でワクチン接種を完了した場合には、ワクチン接種証明書の申請を行う必要がないとされ、直接各自治体に問い合わせるように案内されている。

  1. バグマティ州カトマンズ郡トカ市
  2. 第1州モラン郡ビラトナガル市
  3. バグマティ州マクワンプル郡ヘトウダ市
  4. ガンダキ州ミャグディ郡ベニ市
  5. ルンビニ州ルーパンデヒ郡ブトワル市
  6. カルナリ州ダイレク郡グラース村
  7. スドゥルパスチム州カイラリ郡ダンガリ市

これら以外の自治体で接種を完了した人は、証明書発行の手続きをオンラインで行うことができる。

1.オンラインフォームに記入する

https://vaccine.mohp.gov.np/public-request-formにアクセスし、オンラインフォーム(新型コロナウイルスワクチン接種証明書発行申請用紙)に記入する。編集部がアクセスしてみたところ、最初はネパール語の画面が表示されたが、画面右上で英語にも切り替えられるようになっている。

記入事項は、氏名、性別、国籍、身分証明書記載の住所、近日中の外国渡航の予定の有無とパスポート情報等、民族、メールアドレス(任意)、既往病歴、身体的障碍の有無、新型コロナウイルスのワクチン接種情報となっている。

添付書類

オンラインフォーム記入の際に、以下の3つのものを添付書類としてアップロードする必要がある。

  1. 身分証明書の画像データ(市民証、パスポート、運転免許証等)
  2. ワクチン接種カードの画像データ
  3. パスポートサイズの顔写真

ワクチン接種カードに記載されている自治体名・接種会場名およびスタンプが不鮮明な場合は受付ができない場合があるため、その場合には2回目のワクチン接種を行った地方自治体や接種会場に問い合わせるように、とされている。また、顔写真は背景無地のもので、両耳が写っており、データサイズが250kb以下のものと指定されている。

2.申請状況を確認する

オンラインフォームを送信後に表示される受付番号を保管しておく。

フォームを送信してから証明書発行までに24時間~48時間かかるという。

自分の申請状況を確認するには、https://vaccine.mohp.gov.np/searchにアクセスし、受付番号と生年月日を入力する。「Date Type」を選ぶようになっているが、「B.S」はネパール歴なので、外国人であれば間違いなく「A.D」を選ぶことになるだろう。

3.証明書を印刷する

申請が通って証明書が発行されたら、ファイルをダウンロードして印刷することができる。

もしも申請が却下された場合には、不備を直して改めてオンラインフォームを記入することができる。

何らかの技術的なサポートが必要な場合には、最後にワクチンを接種した自治体の保健部に連絡を取ることができる、とされている。

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