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ネパール足止め観光客、今年も365日滞在が認められる

ネパールの入国管理局は9月30日、新たな告知を出し、パンデミックの影響により自国に戻る航空便チケットが入手できずにいる外国人観光客に対して12月31日までのツーリストビザ(観光ビザ)延長を認めることを発表した。

従来の制度では、観光ビザによるネパール滞在は、同年中の滞在期間は合計で最大150日に制限されている。例えば、今年を例にとると、1月1日から観光ビザで滞在を開始した外国人には、連続で5月30日までの滞在が認められ、同年中の観光ビザは発給されない仕組みだ。これ以上の期間滞在する人はこの期間中にそれぞれの滞在目的に応じたビザを申請・取得する必要がある。

しかし、今年は新型コロナウイルス感染が猛威を振るったために入国管理局も一時期ビザ発給業務を停止しており、その期間中は150日の期間に算入しないという措置が取られていた。そして、その後さらに観光ビザで9月末日まで連続滞在が可能となる特別措置が発表されていた。今回の措置は、この期間をさらに年末まで延長するとしたものだ。同様の措置は昨年も取られており、制度上観光ビザによる365日滞在が可能となったのは2年連続。

パンデミック開始以来、ネパールを発着する国際線フライトはその数が制限されてきた。10月3日にネパール民間航空局が公表した資料によると、10月1日から27日までの期間中に商用フライトの運航が認められたのは、アラビア航空、アラビア・アブダビ航空、エア・インディア、フライ・ドバイ、ヒマラヤ航空、ジャジラ航空、大韓航空、マリンド・エア、マレーシア航空、ネパール航空、カタール航空、サラム航空、トルコ航空、シンガポール航空、スリランカ航空の15社となっている。ただし、航空会社が実際に定期便フライトを用意しないケースもあり、チケットの購入は流動的な状況が続いている。

告知全文訳は以下のとおり。


告知

ネパール政府(内務大臣級)の2021年9月29日付の決定のとおり、新型コロナウイルス感染症のゆえに国際線フライトの全面的な再開となっていないことで航空券を入手できずに自国に帰ることができていない外国人観光客で、これ以前にビザの有効期限を延長してネパール滞在を続けている者に対して、所定の金額を領収した上で本ビザ年度においてネパール滞在が可能な期間が2021年12月31日まで延長されましたので、関係各位のためにこの告知が発出されています。

2021年9月30日

原文:https://www.immigration.gov.np/post/notice-regarding-extension-of-tourist-visa

※記事本文の内容を追加しました。

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