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ワクチン接種完了者にオンアライバルビザ発給、隔離免除も-ネパール

ネパールの入国管理局は9月24日、新しい入国規則を公表した。外国人観光客の入国に関して規制を緩和するもので、ワクチン接種証明書等があればオンアライバルビザが空港にて発給されること、そして隔離期間も免除されることが伝えられている。さらに、これまで基本的に閉鎖されていた陸路での入国も認められることとなった。入国時には、抗原検査を受けることが求められている。

以下に全文訳を掲載する。(原文は、ネパール入国管理庁のウェブサイト※1で確認できる。)

※1 https://www.immigration.gov.np/post/travel-advisory

ネパール出入国に関する規則全文訳

ネパール政府(内閣)の2021年9月21日付決定のとおり、外国からネパールへの入国者及びネパールからの出国者の旅行規則に関する命令2078※2のとおりに、旅行者の入国に関し以下のとおりの規則が設けられましたところ、全関係者への周知のためにこの告知が発出されています。これ以前に入国管理局が発出したもので、この告知と異なるいかなるものも取り消されています。

1. トリブバン国際空港内入国管理事務所および陸路での入国地点にある入国管理事務所を通って入国する外国人は、オンアライバルビザを取得するために以下の必要書類を提出しなければならない。
  a. 新型コロナウイルスに対するワクチン接種を完了後14日が経過していることを証明するもの
  b. フライトのチェックイン前72時間以内に行われた新型コロナウイルス感染検査(RT-PCR、Gene Expert、True NAAT、もしくはWHOが承認している検査)の陰性結果証明書
  c. トレッキング、ハイキングおよび許可取得を必要をする他の事柄については、関係する許可証のコピー(但し、トレッキング、ハイキング以外の目的で入国する観光客には、この書類は必要とされない。)
  d. ネパールのホテル予約を証明するもの
  e. www.ccmc.gov.npにログインしてオンラインフォーム(International Traveler Online Arrival Form)に入力し、プリントアウトした用紙

2. 新型コロナウイルスに対するワクチン接種を完了していない外国人に関しては、在外ネパール公館からビザを取得した上で旅行代理店を通してのみネパール訪問を許可される。この方法でネパールに入国する外国人は、上記第1条のb、c、d、及びeの書類を入国地点にて提出しなければならない。費用自己負担にてホテルでの隔離生活を10日間送ることが義務づけられ、11日目の検査の陰性結果が確認されてからのみ入国の目的に応じた活動に参加することが認められる。

3. ネパールを出自とする外国籍ネパール人(NRN)もしくはその家族、またはネパール国籍者と婚姻関係にある外国人は、上記第1条のa、b、及びeの書類に基づきオンアライバルビザと入国許可が出される。
  但し、以下のとおりの特別な事情ゆえに入国する人に関しては、ネパールの入国地点において必ず抗原検査を受け、陰性結果となった場合には目的地に行くことが認められる。陽性結果となった場合には、感染防止規則を遵守した上で隔離生活を送らなければならない。
  a. 各自の宗教や習慣、伝統に従って親族の葬儀(喪)に参加する人は、地方自治体の推薦を得て訪問する
  b. 慢性病患者及び身体的な障碍を抱える人・病人の付き添いとして来た人は、病院発行の書類及び地方自治体の推薦を得て訪問する
  c. 75歳以上の高齢者並びにその介助者及び5歳未満の児童と並びにその保護者は、地方自治体の推薦を得て訪問する
  d. 家族の者が病院の集中治療室や人工呼吸器にて治療中で、他に世話を行える者がいないという人は、病院発行した事態を証明する書類及び関係自治体の推薦を得て訪問する

4. 在ネパール外国公館及び国際機関の高官、職員、又はその家族は上記第1条のa、b、及びeの書類に基づきオンアライバルビザを発給される。
  但し、新型コロナウイルスに対するワクチン接種を完了していない人については、在外ネパール公館にてビザを取得した上で、関係する外国公館の推薦に基づき、公館が定める住居にて必ず最低10日間の隔離生活を送ることを条件としてのみ入国許可が出される。

5. 陸路からネパールに入国するインド国籍者は、上記第1条のb及びe項のとおりの書類に基づき、ネパール入国を認められる。

6. 空路か陸路かを問わず、ネパールに到着する旅行者はすべて、入国地点において抗原検査を受け、陰性結果が出た場合には目的地に向かうことが認められる。陽性結果となった場合には、隔離施設又は病院に送られる。入国地点で抗原検査が実施できなかった場合には、該当する旅行者はホテルにて同様の検査または新型コロナウイルスの検査を行い、陰性結果が出た場合に限りホテルを出ることが認められる。

7. 5歳未満の児童は、いかなるワクチン接種も検査も求められない。5歳以上18歳未満の児童は、新型コロナウイルスに対するワクチン接種を必須としない。そのような児童に関するその他の扱いは、その他のネパール国籍者並びに外国人の扱いと同様とする。

8. ネパールで航空便を乗り換えて空港から他国へ発とうとする外国人には、出国許可が出される。ネパールに幾日か滞在してから他国に向けて発とうとする旅行者、又は、ネパールから出国する旅行者はすべて、政府承認の検査機関における直近48時間以内、あるいは目的地の政府が定めるとおりの期限内の新型コロナウイルス検査陰性結果証明、並びに、新型コロナウイルス危機管理センター(CCMC)のウェブサイト(www.ccmc.gov.np)にログインしてオンラインフォーム( International Traveler Online Arrival Form)に入力してプリントアウトした用紙の提出が必須とされる。

9. 航空会社は、上記の条件を満たさない旅行者をチェックインさせたり、搭乗させてネパールに連れてきたり、又は、ネパールから他国へ連れて行ってはならない。

10. ナイジェリア、ガーナ、ジンバブエ、スワジランド、カメルーン、ソマリア、リベリア、エチオピア、イラク、パレスチナ、アフガニスタン、若しくはシリア国籍の者、又は、旅行許可証もしくは臨時パスポートの所持者は、必ず事前に在外ネパール公館にてビザを取得しておかなければならない。

※2 編集部注:「2078」は、ネパール歴による年号。この命令が発行されたのは、西暦では2021年中にあたる。

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