
はじめに
当サイト「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」を運営している合同会社アジア・パブリック・インフォメーションでは、ネパール語翻訳事業も展開しております。このコーナーでは、本気でネパール語を習得したい人のためにネパール語解説を展開していきます。
本気でネパール語を話せるようになりたい方、必見です!
なぜ、ネパール語なのか
需要の増加
あまり知られていない事実ですが、総務省の2019年6月の統計によれば現在日本在住のネパール人は95,050人で、日本に住む外国人の国別人口で第5位につけています。10年前の2009年の統計では15,255人で、国別人口トップ10にも入っていなかったことと比べると、日本におけるネパール人の存在感の増加スピードの速さが伺えます。
日本は今、ネパールからの出稼ぎ先として有力な選択肢のひとつとなっており、ネパール人の数は今後も増えてゆくことでしょう。
もちろん、彼らは日本語を学んでから日本にやってきます。とはいえ、当然、流暢な日本語を話せるわけではありません。ネパール人学生を受け入れる日本語学校の職員さんであれ、親族にネパール人がいるという人であれ、ネパール人労働者を雇う会社の上司・同僚であれ、あるいは近所に住むであれ、円滑なコミュニケーションが取れればお互いにとって必ずプラスとなります。
でも、無理なんじゃないかな…。
そう思うのも仕方のないことです。
ネパール語のようなマイナー言語を学ぶとなると、そのノウハウを得るのは簡単ではありません。自己流では、限界があるでしょう。友人や同僚にネパール人がいるとしても、その人たちが正確に自分の言語を説明するというのはとても難しいものです。
例えば、日本語を勉強している外国人に、こんな質問をされたら上手く答えられるでしょうか?
「『こんにちは』って夜にはどうして使わないの?」
「『川』と『河』ってなんで二つあるの?」
「『私は』と『私が』の違いは?」
とても難しいですよね。ネイティブ言語を他の人に説明するのは、とても難しいものなのです。
でも、無理じゃありません!ちゃんと、できるようになっちゃいます!
そう言える理由が3つあります。
ネパール語は日本人に馴染みやすい言語!
理由①:語順が日本語とほぼ同じ
自分には外国語なんて無理、と思う人が多い理由のひとつに、「だって、英語だってチンプンカンプンなのに…」というのがあります。
学校で勉強して、全然分からないまま卒業してしまった苦い思い出があるのかも知れません。
英語が多くの日本人にとってとっつきにくい大きな理由の一つとして、「語順が逆になる」ということを挙げられます。よく言われることですが、日本語は、最後に動詞がくるのに、英語は主語の次にいきなり動詞がきます。いちいち頭の中で変換させていかなければなりません。このハードルは、高いです。
でも、ネパール語は違います!
なんと嬉しいことに、日本語と同じ語順でいいんです。「例えば、私はネパール人です。」という文章をネパール語で表現すると、こうなります。
マ(म) ネパリ(नेपाली) フン。(हुँ।)
私は ネパール人 です。
これは、日本人にとってとても有利に働く要素です。
※「‟です”=”フン(हुँ)”」と覚えてしまうと後で困るので、今は語順だけに注目してください。
理由②:カタカナ読みで結構いける
こう書いてしまうと語弊があるのですが、分かりやすくするためにあえてこの表現にしました。
どの言語にも言えることですが、成長してから学習して身に着けた言語というのは、ネイティブ発音に近づけていくのが大変です。それは、母語の発音の影響がどうしても出てしまうからです。例えば、英語のHomeと日本語の(?)ホームでは発音が異なります。”なまり”が出てしまいます。
ネパール語を学習した場合にも、ネイティブの発音に近づけていくことはやはり難しいことであり、にほん日本語の発音の影響がどうしても出てしまいます。知人に韓国人のネパール語学習者とイギリス人のネパール語学習者がいますが、やはり彼らには彼らの母語の発音の影響が出てしまうものです。当然、その影響が大きくなれば大きくなるほど、言い換えれば、ネイティブ発音から遠ざかれば遠ざかるほど、その言語を母語とする人には私たちが何を言っているのか伝わりにくいということになっていまします。
しかし、日本語を母語とする人には嬉しいことに、日本語発音の影響があっても、ネパール人に理解してもらえることが多いです。
初めのうちはカタカナ読みでトライしていくことができるでしょう。
※ネパール語学習をカタカナ読みで続けていくことをお勧めしているわけではありません。
理由③:このページがあなたをサポートします!
この解説ページの担当者の母語は日本語。ネパール語を学習して習得するというプロセスを踏んでいます。だからこそ、日本人にとって理解しにくいポイントや、習得のコツ、考え方をしっかり分かりやすい日本語で説明することができます。
私たちのネパール語解説が皆さんのお役に立てば、嬉しいです。
(※当サイトを運営する合同会社アジア・パブリック・インフォメーションは、ネパール語翻訳のご依頼も承っております。詳しくは、弊社公式ホームページをご覧ください。)