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ネパール語の願望表現 「होस्」「होऊन्」「~नुहोस्」など

ネパールの国民食ダルバート
(ネパールの国民食ダルバート)

合同会社アジア・パブリック・インフォメーションがお届けする、本気でネパール語を習得したい人のための解説ページ。今回は、願望形です。願望形に関しては、これまでの内容に比べて、動詞の活用に関しては覚えることは少ないですので、まさに、ネパール語学習者にとって願ったりかなったりといったところでしょうか。(というのは願望に過ぎないのかも知れません。)内容は以下のとおりです。

日本語にはない、ネパール語ならではの願望表現

願望表現とは何かという定義自体は解説する必要はないかと思います。「~したい」「~がやりたい」あるいは「(誰々に)~してほしい」という望み、願いを表現したものです。とはいえ、ネパール語ならではの特性があります。

1. 主語に応じて動詞が活用する

やはりネパール語でまず最初に意識しないといけないのは、主語に応じて動詞の活用が変化するということです。この記事をお読みの方はきっとこれまでに十分リズムをつかんでこられたことと思いますので、ここでは各パターンの代表的な例のみを下に一覧表で記しておきたいと思います。

2. 主語が「म(私)」の時はちょっと例外

ネパール語では、願望形動詞の主語が「私(म)」の時は独特の用法を持ちます。平叙文では通常通り自分の望みを表現するだけですが、多くの場合この表現は疑問文で用いられます。自分の願いを疑問文にして尋ねるとはちょっと不思議な気がしますが、この場合、自分に対する相手の意向を尋ねたり、許可を求めたりする表現となります。例えば、以下のような表現です。

例)म मदत गरूँ?(お手伝いしましょうか?)

「गरूँ」の後に「भन्ने तपाईं चाहनुहुन्छ?(とあなたは望まれますか?)」という表現が隠れていると考えれば理解しやすいことと思います。

「どうしよう…」と悩んでいる表現

同じように、悩んでいることを表す表現も願望形が用いられます。「म के गरूँ?」(どうしよう…)となります。「के भनूँ?」と言えば「なんて言おう」となりますね。

同時にこれは、相手に相談するときに用いることができる表現でもあります。その場合には、口調に違いが出ますし、文の先頭に「अब(では)」や「उसोभए(それでは)」が付くことが多いです。「अब म के गरूँ?(では、(私は)どうしましょうか?)」といった感じです。

そして、これは「どうしろって言うんだ⁉」と反発するときにも使用されます。その場合は「के गरूँ त?」と「त」を伴うことが多いですが、何よりも口調により表現されます。

口調、言い方。ネパール語においても非常に重要な要素です。

3. 「हामी(私たち)」もこれまた例外

ネパール語には、主語が「私たち」という1人称複数形の願望表現も存在します。単純に日本語で考えると「私たちは…がしたい」という表現だと思ってしまうかも知れませんが、ネパール語ではちょっと意味が異なり、「…しましょう」と呼びかけや誘いを行う表現になります。

平叙文であれば呼びかけや誘いですが、これが疑問文になれば、相手の意向を尋ねているということになりますね。

「私たちは望んでいます」と言うには

一方、「~なってほしいと私たちは望んでいます」と言いたい時もありますね。これは、文末に「चाहन्छौँ」などの動詞を使うことで表現できます。例えば、以下のような表現です。

例)नेपाली बोल्न सजिलो होस् भन्ने हामी चाहन्छौँ।(ネパール語が上達することを私たちは願っています。)

文中にも願望形が出ていますので分かりやすくするためにもっと字義的に訳すなら、「ネパール語を話すことが簡単になれと私たちは願っています。」となります。

「どうしよう…」と悩んでいる表現

「म」の時と同じように、悩んでいることを表す表現は「हामी」が主語になった時にも使用されます。「के गरौँ?」(どうしよう…)といった具合です。

主語が単数か複数かというだけで、用法は基本的に「म」のときと同じです。悩みを表したり、相談したり、反感を表したりできます。口調が大事です。

興味深いのは、明らかに主語が「म」になるべき場面や実際に「म」が用いられている文でも、動詞の活用は「हामी」に対応する活用が用いられることがあるということです。例えば、「म खाऔँ कि?(食べていいですか?)」といったような感じです。文法的には間違いと言わなければならないような表現ですが、話し言葉では普通に使われています。言語は常に変化していきますね。

4. 「~だとしても、…だとしても」という表現が願望形!?

もう一つネパール語の願望形に特徴的なのは、日本語からしたらとても願望形の範疇ではないと思える表現が、願望形で表されることです。それが、「(例え)~だとしても…だとしても」とか、「~か…に関わりなく」といった条件節のような表現に願望形が用いられることです。

例えば、以下のような表現があります。

例)तपाईंलाई गाह्रो लागोस् या सजिलो लागोस्, हरेस खाएनौँ भने नेपाली बोल्न उन्नति हुन्छ।

訳)難しく感じるとしても簡単に感じるとしても、諦めなければネパール語は上達します。

字義訳)あなたに難しいと(いう感情が)くっつけ、あるいは簡単だという感情がくっつけ、あきらめなければネパール語を話すことは上達します。

「या(あるいは/または)」の代わりに「वा」も「अथवा」も使えます。また、後半の動詞は以下のように省略することもできます。

例)तपाईंलाई गाह्रो लागोस् या सजिलो, हरेस खाएनौँ भने नेपाली बोल्न उन्नति हुन्छ।

隠れている「चाहे」

願望形のこういった用法は本当にネパール語ならではの感覚で、多くの日本語話者にとっては最初のうちはとても違和感があることと思います。実はこの表現には、多くの場合省略されてしまっている「चाहे」という単語が隠れているということを考えてみると、少しだけ理解の助けになるかもしれません。

「चाहे」というのは、先ほども登場した「चाहनु(望む)」という意味の動詞の条件・仮定形です。「望むなら」という意味になります。

これが、今考えている願望形の文節の最初に出てきます。

例)चाहे तपाईंलाई गाह्रो लागोस् या सजिलो, हरेस खाएनौँ भने नेपाली बोल्न उन्नति हुन्छ।

という形です。「望むなら難しいと(いう感情が)くっつけ、あるいは簡単だという感情がくっつけ」と言っているわけです。難しいという感情がくっつくことを望む人などいないと思いますが、こういう文法です。動詞が願望形ではありながらも、条件・仮定形の動詞も登場して、全体として条件節のような働きをしていることが少しでも伝わったかなと思います。

この「चाहे」は省略されることも多々あります。

5. 「いずれにしても」「どうにでもなれ」「どんなものであれ」なども願望形

この延長線上で考えるとよいのが、「いずれにしても」といったような表現です。これにも願望形が使われます。

「いずれにしても」は「जे होस्」です。「जे」は「के」に対応する語で、「何でも」という意味です。字義的には「何でもなれ」と言っているわけです。それで、「いずれにしても」という意味になります。

これをもっと強調して、「何であったとしても(関係ない)」というようなことを言いたいときには、「जे」の後に「सुकै」を付けて「जेसुकै」となります。

また、この「जे」が「के」に対応しているように、それぞれの疑問詞に対応する「ज」から始まる語があります。これについてはまた別のときに扱いますが、いずれにしても(ジェ ホス)、それぞれの語と願望形をセットで用いて「いずれにしても」「どれでも」「誰であれ」「どれほどの量でも」などといった表現ができます。

6. 「किन नहोस्」「नहोस् पनि कसरी?」などの独特な表現

ネパール語の願望表現には、日本語に直すのが難しい独特の表現もあります。強調表現として用いられるもので、実際には「たとえ…だとしても」という表現を使うのが良いのでしょう。「なぜ」という疑問詞「किन」と一緒に願望形の否定形を用いて、「こうなることをどうして望まないのか(…いや、そうなったとしてもよいのだ)、私はこうする」というような表現方法をします。

例えば、こんな感じです。

例)नेपाली सिक्न एकदमै गाह्रो लागेको किन नहोस्,म सिक्न छोड्दिनँ।

訳)ネパール語を学ぶのを非常に難しく感じるとしても、私は勉強をやめない。

字義訳)ネパール語を学ぶのが非常に難しい(という感情が)どうしてくっつくなと望むのか、私は勉強をやめない。

「नहोस् पनि कसरी?」という表現も

もうひとつ、「नहोस् पनि कसरी?」という表現もあります。これは、字義訳すれば、「(そう)なるな、もどうやって?」という意味です。つまり、「当然そうなりますよね」と言っているわけです。これも願望形で表されるのは、日本語にはまったくない感覚ですね。

7. 「こういう人は誰もいない」という強調表現にも願望形

さらに、「こういう人(もの)はない」という強調表現も願望形を使って表現されることがあります。例えば、以下の文。

例)विश्वमा यस्तो व्यक्ति एक जना पनि हुँदैन जसले जीन्दगीमा कहिल्यै पनि जीवनको अर्थबारे नसोचोस्।

訳)世の中の誰もが一生に一度は人生の意味について考える。

半字義訳)世界に、生涯のうち一度も人生の意味について考えないという人は誰もいない。

字義訳)世界にこのような人は一人もいない、その人は生涯中一度も人生の意味について考えないでくれ。

8. どっちも上手くいかないということを示す表現にも願望形

「こうすればこうなり、ああすればああなってしまってどっちにしても上手くいかない」というような表現にも、ネパール語では願望形が用いられます。例文もちょっと悲しい文になってしまいますが、こういった困った状況を説明するのに使用される表現だということです。

例)म काममा जाऔँ, बच्चाहरूलाई कोले हेर्ने? म घरमा बसौँ, कसरी खाने?

訳)私が仕事に行くとその間子供たちを見てくれる人がいないし、家にいると生活費が稼げない。

字義訳)私は仕事に行きましょうか、子供たちを誰が見る?私は家にいましょうか、どうやって食べる?

願望形動詞の後に条件節を作る「भने」が入ることもあります。「भने」が省略されていると考えると、願望形でありながら条件節としての働きを持つことに納得がいきやすいかもしれません。

9. 一単語だけ「होस्।」という文

「हुनु」の願望形である「होस्」という一単語だけを使った分が存在します。「どうにでもなれ」といったような投げやりな意味合いで使われるようです。

10. 「ताकि」に続いて理由・目的を示す願望形

そしてもう一つ、理由・目的を示すための願望形というものがあります。この場合は、まず最初に「行われた事柄」を述べ、その後「ताकि」という単語で理由・目的を示す文を続ける、という構文をとります。この「ताकि」の後の文の動詞が願望形になります。

例)यो वेबसापट जापानीजमा तयारी पारिएको हो, ताकि जापानीज भाषीहरू नेपालीमा पोख्त हुन सकून्।

訳)このウェブサイトは、日本語話者がネパール語に通じるようにと日本語で準備されました。

字義訳)このウェブサイトは日本語で準備されています、それは日本語話者がネパール語に通じることができるように。

主語に応じた動詞の活用パターン

では、願望形において主語に応じて動詞がどのように活用するかを代表的な単語を用いて一覧表にしてご紹介いたします。

あらかじめお断りしておきたい点ですが、高尊敬主語に対応するものとして掲載している「…नुहोस्」の形は、厳密には「命令形」に属するもも(その中でも「依頼形」)と言われるものです。本当は、願望形は「…नुहोओस्」となります。しかし、文法上はそうなっていても、実際の使用例で「…नुहोओस्」に出会うことはほとんどありません。むしろ、「…नुहोस्」の方が一般的です。そのため、ここでは両方を併記しています。また、最近は「हुनु होस्」といったように最後の「होस्」を分ける表記も目立ちます。

さらに、最高尊敬の「हजुर」「मौसुफ」に関しては、「…इबक्सियोस्」という活用が厳密なものですが、本解説でこれまで行ってきたのと同じように「तपाईं」と同じように扱っています。「…इबक्सियोस्」は宮廷語のようなもので、一部の民族で例外的に用いられていることを除き、もはや一般的ではなくなっていると判断できるからです。

では、見ていきましょう。

「हुनु」の願望形

ネパール語動詞「हुनु」の主語に応じた願望形活用
人称単複尊敬度該当する主語対応する「हुनु」の形
一人称単数होऊँ
複数हामी/ हामीहरूहोऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूहुनुहोस्/ हुनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूहुनुहोस्/ हुनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूभए
単数最低तँभएस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूहुनुहोस्/ हुनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूहोऊन्
複数यी/ तीहोऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊहोस्

パターン①:原形の「नु」の前が母音「अ」

ネパール語動詞の願望形活用パターン④(फर्कनु)
人称単複尊敬度該当する主語動詞「फर्कनु」の対応する形
一人称単数फर्कूँ
複数हामी/ हामीहरूफर्कौं
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूफर्कनुहोस्/ फर्कनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूफर्कनुहुोस्/ फर्कनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूफर्के
単数最低तँफर्केस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूफर्कनुहोस्/ फर्कनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूफर्कून्
複数यी/ तीफर्कून्
単数यो/ त्यो/ ऊफर्कोस्

パターン②:原形の「नु」の前が母音「आ」

ネパール語動詞の願望形活用パターン①(खानु)
人称単複尊敬度該当する主語動詞「खानु」の対応する形
一人称単数खाऊँ
複数हामी/ हामीहरूखाऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूखानुहोस्/ खानुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूखानुहोस्/ खानुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूखाए
単数最低तँखाएस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूखानुहोस्/ खानुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूखाऊन्
複数यी/ तीखाऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊखाओस्

パターン➂:原形の「नु」の前が母音「इ」

このパターンでは、主語が三人称単数低尊敬の場合に、「ओ」ではなく「यो」が使われるのが注意点です。「イオ」と言うより「イヨ」と言った方が発音しやすいですよね。

ネパール語動詞の願望形活用パターン②(सुम्पिनु)
人称単複尊敬度該当する主語動詞「सुम्पिनु」の対応する形
一人称単数सुम्पिऊँ
複数हामी/ हामीहरूसुम्पिऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूसुम्पिनुहोस्/ सुम्पिनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूसुम्पिनुहोस्/ सुम्पिनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूसुम्पिए
単数最低तँसुम्पिसस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूसुम्पिनुहोस्/ सुम्पिनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूसुम्पिऊन्
複数यी/ तीसुम्पिऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊसुम्पियोस्

「दिनु」 と「लिनु」について

推量形のときと同じように、「दिनु」「लिनु」では、一部で「दि」が「दे」に、「लि」が「ले」に変わります。これも発音のしやすさから来たものと思われます。「लिऊन्/लेऊन्」と「दिऊन्/देऊन्」は現地報道でも両方とも使用されており、共存していると言えるでしょう。

ネパール語動詞「दिनु」の主語に応じた願望形活用
人称単複尊敬度該当する主語対応する「दिनु」の形
一人称単数दिऊँ
複数हामी/ हामीहरूदिऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूदिनुहोस्/ दिनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूदिनुहोस्/ दिनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूदिए
単数最低तँदिएस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूदिनुहोस्/ दिनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूदिऊन्/ देऊन्
複数यी/ तीदिऊन्/ देऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊदेओस्
ネパール語動詞「लिनु」の主語に応じた願望形活用
人称単複尊敬度該当する主語対応する「लिनु」の形
一人称単数लिऊँ
複数हामी/ हामीहरूलिऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूलिनुहोस्/ लिनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूलिनुहोस्/ लिनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूलिए
単数最低तँलिएस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूलिनुहोस्/ लिनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूलिऊन्/ लेऊन्
複数यी/ तीलिऊन्/ लेऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊलेओस्

パターン④:原形の「नु」の前が母音の無い子音字

ネパール語動詞の願望形活用パターン③(गर्नु)
人称単複尊敬度該当する主語動詞「गर्नु」の対応する形
一人称単数गरूँ
複数हामी/ हामीहरूगरौँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूगर्नुहोस्/ गर्नुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूगर्नुहोस्/ गर्नुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूगरे
単数最低तँगरेस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूगर्नुहोस्/ गर्नुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूगरून्
複数यी/ तीगरून्
単数यो/ त्यो/ ऊगरोस्

パターン⑤:原形の「नु」の前が「आउ」の音

このパターンは、結果的には他の子音があるかどうかということ以外、パターン①と同じことになりますね。

ネパール語動詞の願望形活用パターン⑤(आउनु)

人称単複尊敬度該当する主語動詞「आउनु」の対応する形
一人称単数आऊँ
複数हामी/ हामीहरूआऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूआउनुहोस्/ आउनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूआउनु होस्/ आउनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूआए
単数最低तँआएस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूआउनुहोस्/ आउनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूआऊन्
複数यी/ तीआऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊआओस्

「तिमी」の願望形が「यिनी/ऊनी」などの過去形と同じ形を取るというのは少しややこしいですので、違いをしっかり意識しておきましょう。

パターン⑥:原形の「नु」の前が母音「उ」の音

二文字からなるいくつかの動詞にこのパターンが存在します。例えば、「धुनु(洗う)」や「रुनु(泣く)」などです。この場合には、「ु」の部分が「ो」になります。

ネパール語動詞の願望形活用パターン⑥(धुनु)

人称単複尊敬度該当する主語動詞「धुनु」の対応する形
一人称単数धोऊँ
複数हामी/ हामीहरूधोऔँ
二人称単数・複数最高हजुर/ हजुरहरूधुनुहोस्/ धुनुहोओस्
単数・複数中・高तपाईं/ तपाईंहरूधुनु होस्/ धुनुहोओस्
単数・複数तिमी/तिमीहरूधोए
単数最低तँधोएस्
三人称単数・複数यहाँ/ यहाँहरू/ उहाँ/ उहाँहरूधुनुहोस्/ धुनुहोओस्
単数・複数यिनी/ यिनीहरू/ तिनी/ तिनीहरू/ उनी/ उनीहरूधोऊन्
複数यी/ तीधोऊन्
単数यो/ त्यो/ ऊधोओस्

まとめ

ネパール語の願望形には、日本語の願望形にはない幅広い意味合いが含まれています。奥深さを楽しんでいただけたのではないでしょうか。はじめのうちは「どうしてこれが願望形なのか…」と違和感がいっぱいになるようなものも、字義訳とそれが意味するところをじっくり考えて自分の頭の中でつなげていくようにすると、徐々に慣れてきます。ネパール語表現の方が味わい深く感じることだってあることでしょう。

そこまでいかなくても、ここで紹介したような表現を使えるようになると、一気にネイティブレベルに近づいていきます。ぜひ、頑張っていきましょう。

次回は、命令形の解説をしていきます。お楽しみに!

(※当サイトを運営する合同会社アジア・パブリック・インフォメーションは、ネパール語翻訳のご依頼も承っております。詳しくは、弊社公式ホームページをご覧ください。)

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