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ネパール語の数字(100より大きい数字)

100より大きいの数字に飛びつく前に

合同会社アジア・パブリック・インフォメーションがお届けする、本気でネパール語を習得したい人のための解説ページ。ネパール語の数字については今回と次回で最後となる予定です。今回のテーマは、100を上回る大きな数字の読み方です。すでに100までの数字を覚えてきた方は、もう暗記することはあまりありません。幾つかの単語と、読み方のきまりを学べばどんな数字も読めるようになります。

1~99までの読み方がまだマスターできていない方は、まずは、そちらをある程度マスターされると良いかも知れません。(なお、今回からアルファベット表記は無くしてあります。以下のリンクから過去の記事で読み方をご確認いただけます。)

それでは、始めましょう。今回は、100を超える大きな数字です。

ネパール・タメルのリキシャ
(ネパール・タメルのリキシャのある風景)

ネパール語の、100より大きい数字の読み方

前回の解説で、100という数字の読み方を解説しました。सयでしたね。

では、200はなんと読めば良いでしょうか。日本語では、‟百”の前に‟二”を付け加えて「にひゃく」と言いますね。2つの百という意味でしょうか。300、400、500、600、700、800、900まで同じ規則です。

実は、ネパール語でも同じです。200は、「सय」の前に2「दुई」を付けるだけです。つまり、「दुई सय」と発音します。以後、同じように続きます。一覧表を掲載しておきますのでご確認ください。

アラビア数字デヴァナガリ数字読み方
100१००सय (एक सय)
200२००दुई सय
300३००तिन सय
400४००चार सय
500५००पाँच सय
600६००छ सय
700७००सात सय
800८००आठ सय
900९००नौ सय
(ネパール語の100~900)

ネパール語の100、「सय」と「एक सय」

上の表で「100の部分に」二つの読み方が載っていることにお気づきになったかも知れません。

日本語では、単体で「百」は、100のことですので、1つの百と考えて「いちひゃく」というような言い方をすることはありません。ですが、ネパール語の場合は、この「いちひゃく」とでも言うべき「एक सय」という言い方が存在します。

では、「सय」と「 एक सय」はどのように使い分けるのでしょうか。

弊社ネパール語解説担当者は以下の仮説を立てています。

100を区切りとして分割できるものは「सय」、そうでないものは「एक सय」となる。

どういうことか、具体例を挙げて解説していきますね。

「सय」がよく使われるのは、100ルピー紙幣や、携帯電話用プリペードカードの額面を言う時などです。両替時などに「100ルピー紙幣5枚ありますか?」と尋ねる時には、「सयको(100の) नोट(紙幣) ५ वटा छ?」と言います。

額面が200ルピーのプリペイドカードを購入する時も、「सयको(100の) रिचार्ज कार्ड(プリペイドカード※1) एउटा दिनुस्」と言われます。

※1 ネパールでは、リチャージカードと言われ、ここでのネパール語表記はそちらになっています。

100として分割されたものがいくつ、という考え方ですね。このような場合には、「100」で分割されている(あるいは、100というまとまりで完結している、100が単位となっている)ので、「सय」とだけ言われます。同じ考え方で、「百パーセント」と言う時にも「सय」が使われます。※2さらに、路上で様々な商品を売っていて「(全部)100ルピーだよ!」と叫んでいる露天商たちも、「सय」と言っています。

※2 ネパールでは英語を使って「hundred %」と言うこともごく一般的ですが、考えてみれば、この場合の英語も「one hundred %」ではありませんね。興味深い点です。

しかし、その他の、「100」という単位で区切られているわけではないものに関しては、「एक सय」と言って「1つの百」なのだということをしっかり表現するのが自然なネパール語です。

例えば、「感染者数が100人を超えた」という場合には、「एक सय」が用いられます。100人の次の数字は200人ではないですからね。また別の例として、ネパール警察の電話番号は100番ですが、この場合も「ナンバー एक सय」と言われます。番号も、100を一つのまとまり(あるいは単位)としたものではありませんからね。

101~199の読み方

ここまで解説してきたことは、101~199までの読み方をはっきり意識する点でも役立つことと思います。3桁の数字であっても、十の位までは、これまでに学んできたのと同じ発音です。そして、百の位として、その前に「एक सय」をつけ加えます。「सय」ではありません。

具体例を挙げてみましょう。

१०१ ― एक सय एक

१०२ ― एक सय दुई

११० ― एक सय दस

१११ ― एक सय एघार

१५० ― एक सय पचास

१९८ ― एक सय अन्ठान्नाब्बे

१९९ ― एक सय उनान्सय

200以降

२००以降も同じです。「एक सय」の「एक」部分が、それぞれ「दुई」「तिन」「चार」「पाँच」「छ」 「सात」「आठ」「नौ」と変わるだけですので、比較的簡単ですね。

基本は、1~99までの読み方をマスターしていることが大切です。その後は、100~999まで色々な組み合わせをランダムで選んで発音してみることで練習になるでしょう。

ネパール語の千の位「हजार」

では、१,०००(1,000)は何と読むのでしょうか?「10個の百」とは考えません。

千を表す「हजार」という呼び方があります。

これも「सय」と同じで、「हजार」のみで単独で使われる時と、「एक हजार」と言われる時とがあります。使い分けは、「सय」との時と同じです。

あとは、千の位→百の位→最後の2桁、という順に読んでいくだけですね。

例えば、1,001は「एक हजार एक」,१,०१०は「एक हजार दस」、1,999は「एक हजार नौ सय उनान्सय」となります。

「एक हजार(१,०००)」≠「दस सय」なのに、「एक हजार एक सय(१,१००)」=「एघार सय」

さて、先ほど「10個の百」とは考えない、と言いました。

ですが、「11個の百」という考え方(呼び方、数え方)は存在します。同じように、「12個の百」、「12個の百」…と続いて行きます。

ここで、ネパール語の数字について覚えておいていただきたいことがあります。

それは、

「ネパール語では数字を2桁ごとのまとまりにして単位を区切るのが基本、ただし千の位だけは例外で3桁をひとまとまりにした『हजार』が存在する」

ということです。

それで、実は4桁の数字も、2桁ずつに分けて発音することが可能です。そして、この形が一般にもよく用いられます。

0が3つ並ぶ数字、つまり1,000 2,000 3,000, 4,000, 5,000, 6,000, 7,000, 8,000, 9,000という切りのいい数字だけは、必ず「हजार」が用いられ、「सय」は用いられません。

それと、9900~9999も、「सय」はまず用いられません。これは、最初の「99」の発音に「सय」の音が含まれていることから、重複を避けるためだと考えられます。そして、4900より大きい数字の場合も、「सय」が用いられていることはほとんどない、と言っていいでしょう。5000より大きな数字では「सय」が使われることは激減するのですが、49の場合もその発音に「पचास(५०)」の要素を含んでいますので、そちらに引っ張られているようです。

4桁の数字を「सय」を使って言う方法

「सय」を使う方法を、「1234」の読み方を例に挙げて説明します。

まず、構造を日本語で説明しますと、1234を、12と34 に分けます。そして、「百」を入れて、12百34という言い方をします。

従って、ネパール語の発音では、बाह्र सय चौंतीस となります。

上に挙げたような「हजार」の方が好まれる数字以外であれば、すべてこの方法で発音できます。一の位と十の位に0が二つ並ぶ場合は「सय」まで発音して終わりとなります。

例)११००「एघार सय」

ネパール語の「万」

さて、「हजार」を超えると、再び2桁ごとのまとまり、という考え方が復活します。「1万」とは「10千」のことである、という捉え方です。

念のため、お伝えしておきますと、この場合は、「1,000」を「10個の100」と捉える考え方はしません。

それで、10,000は「दस हजार」です。お気づきのとおり、この区切り方はアラビア数字のコンマの位置と同じですから、そう考えると意外と馴染みやすくなるかもしれません。「सय」の時は「दस सय」という言い方はしませんでしたが、「हजार」とこの後に出てくるさらに大きな単位ではこういう言い方をします。

同じように、20,000は「20千」のことですから、「बीस हजार」です。

90,000まで同じ法則が当てはまります。

ネパール語の10万:「लाख」

では、十万はどうでしょうか?「हजार」を始めとして2桁のまとまりは「万」までですので、ここでまた新たな単位が登場します。それが、「लाख」です。

では、100万はなんと言うでしょうか?

ここでパッと「दस लाख」かな、とただしい結論にたどり着けた方は、もうずいぶんネパール語の数字の考え方に慣れてきたと言えるでしょう。

ネパール語の1000万:「करोड」

同じように、1000万の位に新しい「करोड」という呼び名があります。では、1億は?

そう、「1億」=「10個の1000万」=「दस करोड」ですね。

ネパール語の10億:「अरब」

同じように、10億の位に新しい「अरब」という呼び名があり、100億は「दस अरब」です。「अरब」は「अर्ब」と言われることもあります。

ネパール語の1000億:「खरब」

1000億は「खरब」、1兆は「दस खरब」です。「खरब」は「खर्ब」と言われることもあります。

それより上はない?

「खरब」より上の単位は日常目にすることがありませんし、一般のネパール人でも知らない人の方が多いかも知れません。例えば、2020年度のネパールの国家予算は、14,74,64,00,000ルピーです。

というわけで、ここまでの数字を覚えておけば通常はほとんどの場合に対応できます。

まとめ

それでは、ネパール語の100より大きい数字のまとめです。

  • 「सय」「एक सय」の使い分けは、100でひとまとまりになっているかどうか
  • ネパール語の数字は、2桁ごとのまとまりで考えよう
  • 1,000を表す「हजार」は「10個の100」と考えることもできます
  • 単位は、小さい順に、「सय」「हजार」「लाख」「करोड」「अरब」「खरब」

次回は、「幾百や幾千」という言い方、序数、年号、電話番号、ナンバープレートの読み方です。お楽しみに!

(※当サイトを運営する合同会社アジア・パブリック・インフォメーションは、ネパール語翻訳のご依頼も承っております。詳しくは、弊社公式ホームページをご覧ください。)

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