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【フィリピン移住コラム】セブの乗り物事情-パート1

記事公開日: 2020年12月26日

こんにちは!

フィリピンのセブ島を拠点に活動しているAkiです。

前回まではロックダウン中のデリバリー事情についてお知らせしましたが,今回はロックダウン前の乗り物(交通手段),特にセブの庶民の乗り物事情についてお伝えしたいと思います!

その前にまず,日本の乗り物をイメージしていただけるでしょうか。

皆さんは外国の方から日本にはどんな乗り物(交通手段)がありますか?と聞かれたら何とお答えになられるでしょうか。交通機関だと「電車…バス…タクシー」,個人使用だと「自動車…バイク…原付…自転車…」といった返答をされるかも知れません。これらはどれも日本人にとってはすぐにイメージできる身近な乗り物ですね!

ただ,おそらくご存じのようにアジアには日本にはない乗り物や日本とは異なる使い方をする乗り物が幾つかあります! インドコラムを担当してくれているクマガワさんの以前の記事には庶民の乗り物としてオートリクシャー(三輪タクシー)について紹介されていましたし,同様の乗り物がタイではトゥクトゥクと呼ばれていることも載せられていました!

では,私が住む渋滞都市セブではどんな乗り物(交通手段)が主流なのでしょうか。

今回はロックダウン前の状況について,次回はロックダウン中の様子についてお知らせします。

セブの庶民の乗り物事情は…?

①ジプニー

まずフィリピン人を代表する庶民の乗り物と言えばジプニーです。こちらは日本にも他のアジアにもあまりないタイプの乗り物かと思います。どんな乗り物でしょうか。どこが興味深いのでしょうか。

この乗り合いバスのようなジプニーは左右に横並びに座るスタイルの乗り物です。ほとんどの区間をなんと8-10ペソ(約20円前後)で移動することができたため,多くの庶民の足として長年慕われてきました。

また,運賃の支払い方法もとても興味深いです。運賃を乗客同士が協力して手渡しで運転手にバトンのように渡していくのです。そして,当然お釣りがある場合は逆のバトンリレーも行われます。乗客が協力して初めて成り立つ支払い方法なのです! 他にも,日本のバスとは異なり,ジプニーには停留所はありません。道のどこでも手を挙げれば停まって乗せてくれますし,「ルガーラン(lugar lang1セブアノ語 )」(降りたいです)と言えば,どこでも降ろしてくれます。それで乗客にとってこのシステムはとても便利な反面,道路事情としては急な車線変更や急な停車のために全体のスピードが抑制され,残念ながら渋滞を引き起こす要因の1つともなっていました。

②バイクタクシー

セブではバイクタクシーもかなり日常的に使われていました。こちらはバイクの後部座席に乗せてもらうスタイルの乗り物で,どちらかというと結構運転が荒いゆえにそのリスクは覚悟する必要があります。ただ,値段交渉を自分でできるなら大体タクシーの半分位の値段(市内であれば50-100ペソ位)で移動することができ,1人で移動する時は大変便利です。また,渋滞の合間を縫うように運転してくれるのでスピードはどの乗り物より早く,急いでいる時は特に人気がありました。そして,多くの場合,結構どこでもたくさん走っているので容易に見つけることができ,クラクションを鳴らしてあちらからも声かけをしてくれます。必要のない時でも何度もクラクションを鳴らされたりしますが… それでロックダウン前はリスクマネジメントもした上で,バイクタクシーを利用する人も少なくありませんでした。

③セブのバス

今までほとんどなかったバスがロックダウン前に急速にセブでも増えてきていました。特に増えてきていたのがBeepと呼ばれるバスでした!(写真参照)こちらも停留所というものはなく,ほぼジプニーと同じように好きな場所で手を挙げれば載せてもらうことができ,「ルガーラン」と声をかければ降ろしてもらえました! また,Beepはほとんどの区間を10-15ペソ(約30円前後)とジプニーとそれ程変わらない料金で乗ることができ,さらにジプニーにはないエアコンもあるので暑い日でも快適に乗ることができました! 後,ジプニーよりも多くの乗客を乗せることができるため渋滞緩和策としても期待されており,政府もBeepを推奨していました。実際,対象の区間も少しずつ増えてきており,将来的にはジプニーの代わりになっていくだろうと予想されていました。

フィリピン・セブを走るバスBeep

また,空港からモールやホテル,またモール同士を結ぶ専用のバスもあり,こちらもエアコン付きなのと,ある程度長い区間を走ってくれるので,セブでもバスは使い方によってはとても便利な乗り物となっていました。

他にも,セブにはセブ島の離れた地域に行くための長距離バスも存在します。こちらはエアコンありとなしがあり,ほんの少ししか値段に差がないので,日本人にとっては明らかにエアコン付きがおすすめです。

今回はロックダウン前のセブの乗り物事情,特に庶民の乗り物について全体をざっくりご説明しました。改めて,ロックダウンになってからのセブ市民の生活に大きな影響が及んでいることを感じさせられました。では,ロックダウンになってからどのような乗り物事情となっているのでしょうか。次回はその点と日本人にお勧めな乗り物についてもお知らせしたいと思います。

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