
沖縄を世界地図で確認したことがありますか?位置関係にきっと驚かれると思います。内地(本州・四国・九州)から本当に離れているのです。沖縄から見て、福岡よりも台湾の台北のほうが近いですし、同じく東京よりもフィリピンのマニラのほうが近いのです。それはつまり、沖縄はかなり赤道寄りに位置していて、日本なのに亜熱帯や熱帯というトロピカルな天候になっているということですね。今回はそんな、うちな~のお天気事情をご紹介したいと思います。
沖縄は日本のハワイ?
トロピカルな南の島と聞けば、ハワイが代表格ですね。ハワイに行ったのはもう何年も前になりますが、本当に過ごしやすいところですよね。気持ちの良い日差しが燦々と降り注ぎ、木陰は爽やかなそよ風がとおります。サンセットは大きな夕日が海に沈むのが最後まで見られて、ジュッと音がするのが聞こえた気がします。では沖縄でも同じような感じなのでしょうか。結論から言うと、ハワイと沖縄の気候は少し違います。ハワイがあんなに過ごしやすいのは湿気が少ないからだと言われています。サンセットが雲に隠れずに最後まで見られるチャンスが多いのも、湿気が少なくてはるか遠くまで晴れ渡っているからでしょう。午後にスコールがあっても、ほとんどの場合夕方にはまたすぐに晴れになります。でも沖縄では一年を通じて湿気が多い日が続きます。それで印象としては「蒸し暑い」場所なのです。沖縄に住んでいれば雲に隠れずに海に沈むサンセットを幾らでも見ることができると考えていましたが、良い感じかなと思って見ていても最後は雲に隠れてしまうことばかりです。それでもとっても綺麗で言葉にならないくらいなのですが。

15分も外を歩けば・・・
筆者が沖縄に移住するために、下見といいますか、住まいなどを探しに沖縄を訪れたのは6月の中旬から下旬にかけてのことでした。ちょうど梅雨明けした頃で、日差しが強烈で湿気もあり汗だくになったのを思い出します。15分も外を歩けばクタクタになり、これからの生活に不安を感じる程でした。もっとも、筆者が沖縄に来てそれほど蒸し暑く感じたのは、それまで何年か生活していたのがネパールのカトマンズだったということもあったかもしれません。カトマンズは、緯度は奄美大島と同じくらい南に位置するものの標高1,350Mと割と高地なので、夏も冬もカラっとしてとても過ごしやすかったのです。それと比較するととても強烈な気候に思えたのだと思います。
それでは、第一印象が強烈に蒸し暑いという沖縄でしたが、実際に住んでみてどのような感じだったかを次回からご紹介したいと思います。
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