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【沖縄移住コラム】沖縄の食文化 その1 「琉球料理」と「沖縄料理」

沖縄料理の「てびち」
(沖縄料理の「てびち」。「和泉食堂」にてコラムニスト撮影。)

沖縄の食文化 その1 「琉球料理」と「沖縄料理」

日本は世界の中で特に長寿の国ですが、その中でも沖縄の高齢者は元気だといわれます。その要因は遺伝子なのか、気候風土なのか、食生活なのか、はっきりしたことは分かっていませんが、色々なことのおかげで「うちな~」の“おじい”“おばあ”は元気に過ごしているのでしょうね。今でこそピザやハンバーガーなどのファストフードや揚げ物人気の影響で、肥満や成人病の率が高くなっているといわれていますが、もともとの沖縄の食文化はどのようなものでしょうか。

「金楚糕」

沖縄は離島ですが古くから中国や薩摩と交流を持ち、文化も影響を受けてきたといわれています。それで食文化も本土とは雰囲気が異なる独特なものに感じるかもしれません。例えばお菓子の名前なども独特ですが、漢字表記で陳列されていたりして初めて書き方を知ることがよくあります。有名な「ちんすこう」は「金楚糕」と書き、カステラのような「ちいるんこう」は「鶏卵糕」と書きます。もっとも、中国や薩摩から影響を受けたような食文化は「琉球料理」と呼ばれ、裕福な階級の人たちのもので、普通の人たちは島で手に入るものを上手に美味しく料理して食べてきました。こちらは「沖縄料理」というそうです。この二つの違いはそれほどはっきりしているわけではありません。

鳴き声以外は全部

沖縄でよく食べられているのは、魚よりも豚肉です。豚は「鳴き声以外は全部食べる」と言われているくらい、重宝されてきました。沖縄そばにトッピングされているラフテー(三枚肉)やソーキ(スペアリブ)は本当に美味しいですね。肉はもちろん内臓も食べます。「てびち」は豚足、「ちらがー」は顔の皮、「みみがー」は耳の皮です。骨は豚骨スープにしますし、血液を混ぜる料理もあります。[mfn]編集部注:これは沖縄の食文化に関する事実を記したものにすぎず、弊社及び筆者はこれを推奨するものではりません。この情報は、習慣、嗜好、信条等の理由で血を食用にすることを忌避する方々にとって役立つことでしょう。[/mfn]肉で独特なのは「ひーじゃー」つまり山羊料理かもしれません。羊は一般的ですが山羊は筆者にとっては日本では珍しく感じました。沖縄に来る前に住んでいたネパールでも山羊は人気だったので懐かしくも思います。山羊肉は山羊汁か刺身でいただくことが多いようです。山羊肉を刺身で食べられるなんて、想像もしていませんでした。

豚肉は日ごろから食卓に上る食材ですが、「みみがー」などの有名な食材も普段から食べられているわけではないようです。正月料理を用意するときなどに使われる程度だそうです。また「モズク」は安いですしスーパーに売っていますが、「海ブドウ」はそれほど食卓には上りません。やはり観光客受けする食材と普段の食生活には違いがあるものですね。

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