
沖縄の方言 その2
普段沖縄で話されているのは「うちな~やまとぐち」といわれる沖縄方言です。あまり普段から挨拶で「はいさい」とか、感謝する時に「にふぇーでびる」とかは言わないようです。でも独特な表現が使われていることもあるので、ご紹介したいと思います。
「でーじ」
「でーじ」は、すごくとか、とてもという意味があります。「でーじ美味しい」といった使い方ができます。また、「でーじ」にはトラブル的な意味合いで大変という意味もあるようです。
「~しましょうね」
「~しましょうね」は方言と言えるか分かりませんが、関東で育った筆者が沖縄に移住して最初に独特の表現だと感じたものでした。関東地方では、「一緒に~しましょうね」というニュアンスがあると思いますが、沖縄では殆どの場合「私はこれから~しますね」というニュアンスになります。実際にこれを相手から言われると、なぜだかとても温かい、ホッとした気持ちになるんですよ。「~しようね」ということもあります。こう言われても、誘われているわけではないことを思い出してくださいね。
「~だはず」
「~だはず」も独特なニュアンスで使われます。「~のはず」という表現と似ているようで少し違います。どこが違うかと言うと、「はず」の確実さとでもいいましょうか。確率がどうも低いのです。皆さんは「はず」と言う時、どれくらい確実だと思ってそう言うでしょうか。いろいろな人に聞いてみましたが、関東の人の場合は80%くらい、でも沖縄の人は低い人では10%でも確率があれば「~だはず」と使うようです。もっとも10%は少し特殊かもしれません。
「じょーとー」
「じょーとー」はしょっちゅう耳にします。関東では「上等」はデパートで売っている高級メロンのようなイメージがあるかもしれません。でも沖縄では普通に良いと「じょーとー」と言います。
「だからよ」
「だからよ」と相槌を打たれても、「だから前に言った通りでしょ」という意味でも、他に特別な意味もありません。「ほんとそれ」とか「だよね」という意味で言っているに過ぎませんので、深く考えないようにしましょう。
ご紹介した表現の中には、九州地方の表現にも似たようなニュアンスのものもあるようですね。筆者は他にも語尾として「~さーね」というのも大好きです。南国のおおらかなイントネーションと表現は癒やされますね。
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