
移住計画:買い物編 その5
沖縄のスーパーマーケットの様子をご紹介してきました。先回までに青果・精肉のコーナーと進んできましたが、今回はスーパーでよく見かける缶詰をご紹介したいと思います。缶詰の品揃えに地域差などあるのでしょうか?大差ないだろうと思うところですが、缶詰のコーナーにも沖縄ならではの特徴がありました。
ツナの缶詰
皆さんのお住いの地区で缶詰のケース販売は一般的でしょうか?ビールのケース販売なら普通ですが、スーパーでは普通の缶詰はバラ売りしか見かけないものですよね。しかし沖縄ではほとんどのスーパーでツナ缶を12缶入りのケース販売をしています。「沖縄タイムス」の2020年2月1日のネットニュースによりますと、火災にあった首里城再建のために、「はごろもフーズ」が日頃の感謝を込めて「2年間で1億円を寄付する」約束をしました。同社の『シーチキン』の「県民一人あたりの消費量は全国平均の4倍」だそうで、「箱売りも沖縄だけの販売だという」ことです※1。チャンプルーや味噌汁(?!)、サンドイッチの具にしたり、ポーク玉子おにぎりの追加トッピングにしたりするのが人気なので、毎日の生活に欠かせないわけですね。ちなみに1缶あたりの値段も大抵100円を切っており、東京で購入するよりも何割か安く購入できますよ。
※1 以上、引用元:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/529393
ポークの缶詰
他に、沖縄では「ポーク」と呼ばれる缶詰が充実しています。「ポーク玉子おにぎり」のポークの部分ですね。一般に「スパム」という商品名が有名です。「スパム」は沖縄では県内で製造されたものが販売されているので、東京などで販売されている海外からの輸入品よりもかなり安く購入できます。県外ではなかなか見かけない巨大なサイズのものも販売されています。ポークは種類も豊富で、「スパム」の他に「チューリップ」も人気です。減塩タイプもあります。ポークもツナ缶と同じように、チャンプルーやおにぎりに使われますが、味噌汁やカレー、シチューにも入れたりします。ポークの味噌汁は一度試してみてください。
スープの缶詰
「キャンベルスープ」と言えばアメリカンな缶詰の象徴的な存在ですよね。沖縄では戦後すぐの時期から親しまれてきたそうで、定番の懐かしい味となっています。よくスーパーの広告の品になっています。別のブランドですが「ビーフシチュー」の缶詰もあります。おじい・おばあはこれを「ストゥ」と呼ぶのだそうです。素敵ですね!
さて、沖縄のスーパーのご紹介は次回が最終回です。
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