
「うちな~の不動産屋さん」
それでは、沖縄移住のための家探しについて書いていきます。
筆者は賃貸契約の物件に居住しているので、購入ではなく、賃貸で住むケースでご説明していきましょうね。
沖縄での家探しは、内地(北海道から九州まで)での家探しとほとんど同じです。大抵の場合、不動産屋さんを通して情報を入手し、申し込み、審査、契約と進んでいきます。また、不動産屋さんはインターネットに情報を載せていることがほとんどですので、沖縄まで行かなくても相場を知ったり、実際に住みたい物件の目星をつけたりすることができるのです。
でも、お部屋探しの経験が豊富な方なら、掘り出し物情報はインターネットでは手に入らないということをご存知でしょう。まだインターネットに載せる前の新鮮な物件情報であったり、そもそもインターネットに物件情報を載せないような地域密着型の不動産屋さんであったり、そんなところに掘り出し物情報が転がっているものですよね。つまり、実際に不動産屋さんに行けば、良い情報が得られる確率が上がります。
沖縄には駅前商店街がない?
内地では、不動産屋さんをどのように探すでしょうか?大抵の方は住みたい土地の駅周辺に赴くことでしょう。駅周辺に商店街があり、そこに不動産屋さんを見つけることができます。しかし、沖縄では事情が少し異なります。駅周辺に、「〇〇駅前商店街」のようなものが見当たらないのです。これには沖縄の街の成り立ちが関係しているように思います。
内地に話を戻しますと、内地では大抵の場合、鉄道の整備と街の成長が一緒に進んでいきました。昔からの城下町や参道の周辺は別として、鉄道が通り、駅ができると、商店街ができ、住宅街が広がっていきます。ある場合、鉄道会社が開拓整備した住宅地が、後に高級住宅地として認知されるようになっています。
しかし、沖縄では鉄道を戦争で失った後、アメリカの支配下に入りました。ご存知の通り、アメリカは車社会ですよね。それで戦後、鉄道は整備されなかったのです。現在は「沖縄都市モノレール線」通称「ゆいレール」が那覇市と浦添市のみ運行しています。この「ゆいレール」は2003年開業なのです。つまり、街より後に駅ができたという訳ですね。それで、「ゆいレール」の駅の周辺には、内地に見られるような商店街は見当たらないのです。
そんな訳で、不動産屋さんは駅の近くにあることもありますが、普通の住宅地やちょっとした通り沿いに分散しているので、はしごして何件か訪問するのに苦労することになります。
次はいよいよ、「うちな~の不動産屋さんで契約」です。
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