
移住計画:買い物編 その3
筆者は初めての土地に行く時、地元のスーパーに入るのが楽しみの一つになっています。先回のコラムでは沖縄のスーパーではレジで袋詰サービスが標準だとご紹介しましたが、他にはどんな特徴があるでしょうか。
果物と野菜のコーナー
日本のスーパーはどこの土地に行っても商品棚のレイアウトはだいたい同じような感じになっていると思います。入ってすぐのところに果物や野菜のコーナーがありますよね。沖縄のスーパーも同様です。素通りせずよく見てみると、沖縄らしさを見つけることができます。果物コーナーには「ドラゴンフルーツ」や「パッションフルーツ」などのトロピカルフルーツがあり、野菜のコーナーには「ハンダマ」や「うりずん豆」、「紅芋」、「島唐辛子」などの島野菜が陳列されています。
沖縄からさつま芋の類は持ち出せないことになっているので、生の「紅芋」は関東ではそれほど見かけないものです。ただ、「紅芋タルト」などのスイーツの印象が強くて、蒸して食べたら甘くて美味しいのかなと思うのですが、実際はそのままではそれほど甘くないです。甘みを加えてお菓子にするととても美味しいですね。野菜コーナーで珍しく感じるのは「ナーベラー」かもしれません。これは「へちま」のことです。沖縄には「へちま」が好物だと言う人が結構います。沖縄料理では「ゴーヤーチャンプルー」が有名ですが、「ナーベラーチャンプルー」の方が好きという人もいるんですよ。それから、スーパーで普通に売っているものではないですが、パパイヤも果物として食べるよりも、特に青いパパイヤを野菜として調理することが多いようです。
“あちこーこー”のお豆腐コーナー
少し進むと、意外なほど大きな豆腐のコーナーがあります。買い物をしていると、「できたての豆腐が入荷しました」とアナウンスが流れたりもします。実はこのできたてで「あちこーこー(熱々)」の豆腐をスーパーで買えるのは沖縄だけなのだそうです。そのあたりの「お豆腐事情」は今後また別のコラムで詳しくご説明したいと思います。いずれにしても、とても大豆の香りを力強く感じる美味しいお豆腐をいただくことができますよ。
次回も、スーパーをもう少し奥まで行ってみたいと思います。
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