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【沖縄移住コラム】移住計画:交通事情編 その9 

ヤンバルクイナのイメージ写真
(ヤンバルクイナ。画像は、ウェブサイト「写真AC」から)

移住計画:交通事情編 その9 

沖縄ではいろいろな背景のドライバーがクルマを運転しているので、事故を起こさないように譲り合って運転する必要があります。他にも、安全運転を心がけたくなる独特の事情があるのですが、何だと思われますか?

「特別天然記念物」と「天然記念物」

本土でも、少し郊外に行くと動物の飛び出しに注意するように看板が設置されているものです。猿とか鹿、狸の絵が描かれた看板は一般的ですね。筆者は東北の夜道をクルマで走っていた時に路肩の茂みから急にニホンカモシカが顔を出し、ヒヤッとしたことがあります。ニホンカモシカは「特別天然記念物」なので、もしはねて殺してしまったら「5年以下の懲役もしくは禁錮又は30万円以下の罰金に処する」ことになっているそうです。

沖縄でも、同じように絶滅危惧種のイリオモテヤマネコが「特別天然記念物」に指定されていますが、生息地の西表島では事故が絶えないようです。他にも「天然記念物」に指定されている絶滅危惧種として、「ヤンバルクイナ」や何種類かのリクガメが沖縄本島に生息していますが、やはり事故が絶えないようです。罰則も気になるところですが、何よりもこれらの動物たちが存続の危機に直面しているのは私達人間の影響が大きいので、万一飛び出してきても回避できるように慎重に運転したいものですね。

「おじい」と「おばあ」と「いーちゃー」

他にも、飛び出し注意があるのですが・・・。それはウチナ~(沖縄)の、“おじい”“おばあ”の飛び出しです。筆者が沖縄に移住した頃、「沖縄の“おばあ”は道路のどこを渡っても絶対に轢かれないんだよ」という冗談を耳にしました。それにはいろいろな意味が込められているようです。まず「“おばあ”は道路のどこでも渡ってしまう」という事実。そして「“おばあ”は道路のどこを渡っても大丈夫だと確信している」らしいこと。そして、「ウチナ~ンチュ(沖縄の人)は“おばあ”を大切にしているので、安全に渡れるように配慮している」ということです。確かに、“おばあ”も“おじい”も予期しないところで道路を横断してしまっていることがよくありますが、周囲のドライバーはクラクションを鳴らしたりせず、親切に譲ってあげているのです。また、特に“おじい”に多いのですが、夜に泡盛を飲みすぎてしまい、外で眠り込んでしまうことがよくあります。沖縄は夜も温かいですからね。でも時々道路に横になってしまって事故になっていますので、やはりゆっくり安全運転に越したことはありませんね。ちなみに酔っぱらいのことを沖縄の方言では「いーちゃー」と言うそうです。

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