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【沖縄移住コラム】移住計画:交通事情編 その2 「ちばりよ~(がんばれ~)ゆいレール!」

沖縄で唯一の電車「ゆいレール」が開業し、17年になります。当初の予想を超えるほどに「ゆいレール」は沖縄県民や観光客のニーズに応えて活躍しています。モノレール形式ですべて高架なので渋滞緩和に役立っています。この「ゆいレール」をさらに活用すべく、高速道路の近くまで延伸したことの背後にはどんな壮大な計画があるのでしょうか。

ゆいレール延伸の背後に渦巻く巨大な思惑とは

これまで、沖縄を訪れる観光客は、空港でレンタカーを借りて、那覇中心部を通って観光地に行くか、空港から「ゆいレール」で那覇中心部に行き、そこからレンタカーを借りたり、観光バスに乗ったりして移動することがほとんどでした。それで、那覇中心部の渋滞はちょっとうんざりするレベルにまでなっていたのです。しかし、空港から「ゆいレール」で直接高速道路の近くまで行けたら、どのように人の流れが変わると思いますか?高速道路のインターチェンジ近くに新しく作られたターミナルでレンタカーを借りたり、高速バスに乗ったりして、観光地までスムーズに移動することができます。つまり、那覇中心部の慢性的なレンタカー渋滞を緩和することができるようになるのです。そこには将来的にはホテルなども建設され、一つのしっかりした拠点になることが期待されているのです。今は新型コロナウィルスの拡大を防ぐために観光旅行を多くの方が控えておられますが、いつの日かこの新拠点を活用できるといいですね。

目立たなかったけど実は大きな改良

「ゆいレール」の改札。切符をかざす…
(「ゆいレール」の自動改札。切符の独特な使い方が求められる。)

「ゆいレール」を2両編成から3両編成にするという計画は、素人が考えるよりもずっと難しい計画のようです。単に車両を増やすだけでなく、駅のプラットホームも3両に対応すべく増築工事をしなければならないからだそうです。ちょこっと板を継ぎ足すだけでは駄目なのでしょうかね。しかし、最近嬉しい改良が行われました。皆さんは地元の鉄道を利用する際には交通系ICカード(SuicaやICOCA、PASMOなど)を自動改札にピッと当ててさっそうと通過されることと思います。昔はそれぞれのカードに互換性がありませんでしたが、今ではメジャーなカードをどれか1枚持っていれば全国どこでも大抵の鉄道で使用することができるようになっています。

「ゆいレール」では「OKICA」というICカードを導入していましたが、なんと「ゆいレール」の自動改札はこの「OKICA」のみしか対応していなかったのです。それで、観光客は券売機で切符を買うという懐かしい作業をすることになります。しかし、不慣れな国内外の観光客が券売機前にいっぱいになり、暑いですし、なんとかなったら良いなと思っていました。しかも、きっぷにはQRコードが印刷されており、これを自動改札にかざして通過するという不思議な方法が採用されていたので、うろたえる方も多かったようです。しかし、2020年3月からSuicaを始めこれと互換する交通系ICカードを使用できることになったのです!素晴らしい進歩ですね。これからもますます便利になっていくことを期待したいと思います。

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