
うちな~の冬には、キリッとした寒さはないのだなと感じます。しかし、2年目以降はもっと寒くなるのだそうです。どういうことでしょうか。
長い夏を越えると
沖縄といえば常夏の島というイメージを筆者はもっていましたが、住んでみて初めての冬を迎えると、沖縄にもちゃんと冬があるのだということがわかりました。それでも、やはりそこは南の島、「風は強くて寒いけどそんなに冷たくないですね~」 などと不遜なことを述べていました。しかしそこで気になることを耳にします。「初めての冬ですか?それでしたらそれほど寒くないでしょう。でも来年からは寒くなりますよ~」と何人かに言われるのです。話を聞いてみると、どうやら体の感覚の問題でそうなると言っているようです。これまで住んできた地区はきっと平均気温も最低気温も沖縄よりもかなり低いことでしょう。沖縄に移住して最初の年は体の感覚がまだ気温が低い日常生活に慣れた状態のままになっています。それで、沖縄の冬の寒さは、体が覚えている寒さの中ではそれほど寒くない部類のものなのです。しかし、冬が終わり、長い夏を経て2年目以降の冬を迎えると、あれ?沖縄の冬ってこんなに寒かったっけ?と感じるようになります。長い夏の間にこれまでの寒さの感覚を体が忘れてしまったのです。こうして、沖縄の二年目以降から冬はさらに寒くなる、というお話です。
シャツの人とモコモコブーツの人
実際に二回目の冬はどうだったかと言うと、やはり寒く感じて焦りました。それでもまだ沖縄で生まれ育った「うちな~んちゅ(沖縄の人)」との差は歴然としています。私が半袖のシャツはそろそろ寒いなと思って長袖のシャツを着る頃、うちな~の女性は寒そうにジャケットを着ています。私がそろそろスプリングコートでも羽織らないと風が寒いなと感じる頃には、厚手のコートにマフラーを巻き、モコモコのブーツを履いています。今後自分もここに長く住むにつれ、そのようになっていくのでしょうか。もっとも、この2年目以降説は誰にでも当てまることはないのかもしれません。個人差があるようで、私の友人は2年目以降の冬でも長袖のシャツの上に寒くて何かを羽織ることはありませんでした。それでもきっと、体が覚えている寒さによって、沖縄の冬が寒く感じるかどうかが変わってくると言う説は、本当なのかも知れませんね。
それで結論です。沖縄に移住して2年以上住むつもりなら、厚手の上着も用意しましょう。それと、掛け布団も薄掛けでは寒いです。ちゃんとした羽毛布団も、もってきましょう。 では、2年目以降の夏はどうなのでしょうか?次回です。
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