
うちな~の夏は長いです。天気によっては12月や1月にもウェットスーツ無しでシュノーケリングができる日があるくらいです。では、沖縄にも冬はあるのでしょうか?
うちな~の冬は「フニャ」?
沖縄にも冬はあります!しかし、気温が10度以下になることは滅多に無いので、みなさんが想像する冬とは様子が違うことでしょう。筆者は東京出身なので、冬の天気といえば連日の「異常乾燥注意報」です。冬は晴れる日が多く、空気は乾燥して、「キリッ」としているイメージです。それと比較すると、沖縄の冬の空気はもっと、なんと表現したらよいかわかりませんが、「フニャ」としています。晴れる日は少なくて曇りの日や雨の日が多く、湿気もすごいのです。ですから、「キリッ」ではなく「フニャ」とした空気なのです。伝わるでしょうか。でも、風が強い点は関東と同じです。普段よりも冷たく湿った風が吹きすさぶ日は、意外と寒く感じます。
涼しくなってエアコンをつけなくてもよくなると本当に嬉しく感じます。しかし、沖縄の暑い夏に比べると冬は対応が楽なのかというと、それが単純なことでもありませんでした。確かに厳しい紫外線で身に危険を感じるようなことはないので、その点では対応が楽です。しかし、湿度が大問題となるのです。例えば、ある日雨が降って涼しくなったので、窓を開けてすごしたくなります。締め切ってしまうと、室温が高くなり、蒸し暑くなってしまいます。でも窓を開けて過ごすと、20から25度くらいの室温で、湿度が85%以上になってしまうのです。この環境はカビの繁殖に直結します。あっという間にスーツや革製品にカビが発生してしまうのです。かといって、窓を締めてエアコンを運転しようとしても、気温自体はそれほど高くないので、設定温度を非常に低く設定しないと動いてくれません。非常に悩むところです。そこで導入されるのが、除湿機です!
「お客さん、沖縄は初めてですか?・・・」
エアコンを取り付けしてくれた業者さんも、家具家電を見に行ったリサイクルショップの店員さんも、除湿機って必要ですか?と私が尋ねたら同じような反応を示したのが印象的でした。「お客さん、沖縄は初めてですか?除湿機はもう絶対必要ですよ。みんな持っていますよ」だそうです。そう、「除湿機」です。関東地方の冬は、「加湿器」が活躍しますが、沖縄の冬では真逆の働きをする「除湿機」が大活躍するのです。梅雨の時期も関東地方の梅雨より気温が高いので、カビの発生を常に警戒していなければなりません。初めての沖縄でも「除湿機」はあると安心ですね。
次回は、「2年目以降から冬はさらに寒くなる?」をお届けいたします。
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