Webマガジン ニュース・オブ・アジア

【インドコラム】オートリクシャーを使いこなそう

インドと聞いてあなたは何を想像しますか?カレー?それともゾウ?ターバン?想像は確かに人それぞれですが、私自身インドに住み始めてもともとインドに対して抱いていたイメージは大きく変化しました。例えばカレーは毎日食べても飽きない、ナンは家庭では毎日食べられていない、ターバンを巻いている人はそんなにいない。インドのリアルライフをこのコラムを通じて紹介していきます。少しでもインドに興味を持ってもらえるか、いつかあなたがインドに来られた際参考になれば幸いです。

オートリクシャー(リキシャ)って何?

インドに関わらず多くの国で、庶民の交通手段として利用されている「オートリクシャー(auto-rickshaw)」ようは三輪タクシーですが、タイではトゥクトゥクとして知られています。

”リクシャー”と聞いて日本の力車に発音が似ていると感じたのは私だけ?実際英語のRickshaw(リクショー)は”リキシャ”を語源とした日本語由来の英単語であり、そのせいかとても親しみが持てる見た目も可愛らしい乗り物です。

イエローとライトグリーン、イエローにブラックをよく見かけますが、個人所有のリクシャーではピンクやレトロな白色、最近では広告をラッピングした外見のリクシャーが走っているのも見かけることも多々あります。通勤や通学庶民の足となり、インド生活になくてわならない乗り物と言えるでしょう。

乗り方①
Uber 又はOla Cabs

インドに来てまだ土地に詳しくない人にお勧めなのが配車手配アプリUber 又はOla Cabsによる乗車です。携帯電話で簡単に配車手配もでき乗車場所まで来てくれ、値段も表示されるので安心して乗車可能。

ヒンディー語ができなくても基本問題無く目的地まで行くことができますが、携帯電話に表示されるアプリ上の地図を確認しながら乗車されることをお勧めします。ドライバーにルートを遠回りされて走行距離から値段が上がることもあります。先日、実際は40ルピーだったはずのルートでドライバーが道を間違えたせいで70ルピーに!アプリ上に料金が表示されるため料金交渉は現実のところ難しく、その金額を払う羽目になりました。それ以外にも乗車拒否や乗車後途中でスタンドに燃料を入れに行くなど、ドライバーによって様々なことが起こります。時間の余裕を持って配車手配をされることをお勧めします。

ーPRー

乗り方②メーター、又はドライバーと交渉

ドライバーによってはメーターで快く乗車させてくれる人も稀にいます。それでもメーターが基本料金から始まっているかどうかは最低限確認したほうがいいでしょう。

私の住んでいる都市は初乗り18ルピーからです。ある日にドライバーがメーターを下げた途端に70ルピーに!?そのような場合、すぐに降りるか、その場で交渉するか急いで選んでください。私はその区間が20ルピーが相場だと知っていたので交渉してその場はおさまりました。

やたら声かけをしてくるリクシャードライバーは要注意!個人的には“流して走っているドライバー”の方がメーターや交渉がスムーズに行ける気がします。交渉の際は乗車前にしっかり確認しましょう。ドライバーが30ルピーと言っていても1人30ルピーなのか同乗者各自が30ルピーなのかチェックします。

ドライバーは交渉の際は基本的に、渋滞がひどい、フィスティバルがあるから通れない、雨が降っているなど何だかんだ理由をつけて値段を釣り上げたがりますが、そこは冷静に対応しましょう。あなたが適正価格と感じたならオッケー。乗車して構いません。私自身、時間がなく急いでいる場合は料金が少し高くても妥協して乗車してしまいます。

乗り方③シェアリクシャー

このタイプはある一定の区間を絶えず往復しているリクシャーで、料金は決まっているのでその金額を払えばオッケー。低価格で費用を抑えたい人にお勧めです、10~20ルピーくらいが相場です。地元の人たちの通勤や、子供たちの学校の行き帰りなど、かなり地元に密着しています。それ以外にも三人乗りリクシャーに四人掛けすることもあり、シェアリクシャーでは見知らぬ人たちと密着せざるを得ません。大きめのリクシャーだと時には不安定な荷台にも2人乗るので注意が必要です。その他にも臭い(体臭)や危険も伴うのでそれなりのリスクを承知してご乗車ください。

その他の注意点

どんな乗車方法でも、事前に高額紙幣を両替しておくことをおすすめします。100,200ルピー紙幣はまだしも、500ルピーはまず受け付けてくれません。スムーズに乗降車するためには小銭を持ち歩きましょう。

リキシャドライバーは、特に雨が降っている際、待つことを嫌います。リクシャーには基本的にはドアがついていないため、雨の日は走行中も含めてかなり服が濡れてしまいます。モンスーンシーズンなど待機時間が長いと余計に金額を請求されることもあるので注意してご乗車を。

インドに来られた際、女性の方はインドのサリーやクルタなどを着てみたい楽しみにしている方も多いはず、でもリクシャーに乗る際はご注意を。ドゥパッタ(インドのスカーフ/ストール)がリクシャーの外に風でなびきタイヤや機械部分に絡む事故が発生しています。実際多くの死者も出ており、慣れない旅行者は特に注意が必要でしょう。大抵の場合、リクシャードライバーやバイクを乗っている人が親切に教えてくれます。

ーPRー

インドのリクシャーのこれから

先日ジィプールに行った際普段見かけない三輪タクシーを発見!それは電動三輪タクシーでした。

NHK WORD WATCHINGに掲載された記事に、「政府は、2030年までにGDP=国内総生産あたりの排出量を、2005年時点に比べて33%から35%削減する目標を掲げ、環境対策としてEVシフト、車の電動化を打ち出している。」とありました。(https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2019/12/1217.htmlから引用)

インドでは二輪車や三輪車の需要がいまだ多く、これからもっと電動二輪車・三輪車が普及していくと思われます。今はリクシャーの大半がCNG(天然ガス)のためガスステーションで長い列をなしている光景をよく目にしますが、近い将来ガスステーションに並ぶリクシャーを見ることは無くなるのかもしれません。

まとめ

自動車ではなくリクシャーに乗ってインドの風を直接感じ、様々なスパイスや揚げたての香ばしいサモサの匂いを味わいながら、すぐ隣をのしのし歩く牛や水牛に手を伸ばせば手がとどきそう。どこからともなくインド特有の音や音楽が聞こえる。リクシャーはそんなインドの日常生活に溶け込んだ身近な乗り物です。ドライバーさんは気さくな方が多いので、片言の英語やヒンディー語で会話を楽しみましょう。何か新しい発見があるかもしれません。インドにお越しの際は是非リクシャーに乗って直に体験してみてください!

※このコラムは画像を含め社外コラムニストから提供されたものであり、「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」編集部および合同会社アジア・パブリック・インフォメーションが内容の正確性・最新性を保証するものではありません。ただし、画像・文章の一部は編集部にて取得、あるいは加工、修正してある場合があります。また、コラム内で表現されている考えは当社の考えを代表しているものではありません。コラムニストの信頼性もしくは誠実さは十分に確認されておりますが、情報の利用は当サイトご利用者様ご自身の責任でお願いいたします。

<PR>

編集部によるPick Up!
  • カトマンズで鳥インフル発生 3000羽以上を殺処分 (2021年2月2日公開)
  • 【コラム】文化や需要に合わせ進歩してゆくインド家電(2020年11月8日公開)
  • ヒマラヤ山脈はコロナ過でも観光客を楽しませていた(2020年10月30日公開)
  • ネパールの大気汚染が過去最悪レベルに (2021年1月16日公開)
  • 雨期のネパール、地滑り頻発のポカラ—カトマンズルートを行く(2020年9月8日公開)
同じ分野の記事をさらにチェックする