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【インドコラム】インドの夏はフルーツの季節、完熟マンゴーにしたづつみ!

インドの夏のフルーツ

インドの夏はフルーツの季節、完熟マンゴーにしたづつみ!

インドの4、5月は灼熱の暑さ、まるでオーブンの中にいるようで室内でじっとしているだけでも熱く尋常ではない汗が流れます。あまりの暑さで日中は屋内で過ごすしかありません。アフリカ人の友人がインドの方がアフリカより各段に暑いと言っていたのを思い出します。でもこのシーズンインドの誰もが楽しみにしているものがあります。それはマンゴーです!猛暑の中冷えた甘いマンゴーを食すことは至極の喜びの時間です。

インドの夏のフルーツ、例えばマスカット、スイカ、メロンなど、どれも甘みが強く美味しくいただけますが、その中でも飛び抜けて美味しいのがマンゴー!濃厚でクリーミィにすら感じる甘さ、それでいて後味はサッパリしていていくらでも食べられてしまいます。実はインドはマンゴーの発祥の地、生産量世界1位のインドは年間約2,182万2000トン、2位中国は約484万5442トンと2位以下に大差をつけて生産量世界一となっています。(出典:FAOSTAT 2018年)今回はそんなインドのマンゴー事情についてお伝えしたいと思います。

(※編集部注記:新型コロナ感染拡大を受け、筆者はこの記事をインド国外で執筆しました。この記事はインド滞在中に見聞きしたことを基に、出国後に書かれたものです。)

インドマンゴーの種類

果物情報サイト「果物ナビ」によると、日本で「2006年6月に輸入解禁となったインド産マンゴーには『アルフォンソ種』、『ケサー(ケサール)種』、『チョウサ種』、『バンガンパリ種』、『マリカ種』、『ラングラ種』の6種類があります。中でもアルフォンソは『マンゴーの王様』と呼ばれるほど質の高いマンゴーで、繊維の少ない果肉はやわらかく甘酸のバランスも良好です。果重は250g 前後で、収穫は3~5月頃。…(中略)…ただ、いずれも輸入量はほとんどありません。」(出典:果物ナビ)

私のお勧めはやはりマンゴーの王様アルフォンソ、大きいものになると顔のサイズくらいにもなりますが、なんと言っても味が一番美味しい。前回購入時は1キロ4個が200ルピー(約289円)でしたが、シーズンになると値段はもっと安くなってきます。安くて美味しいマンゴーですが注意も必要です。マンゴーは“ウルシ科”の果物のため、果汁に触れると痒みやかぶれることも。アレルギー体質の方は食べ過ぎにも要注意です。

インド流のおいしい食べ方

私の幼い時分には皮を剥いて丸かじりして食べていましたが、大人になってからはナイフでカットしてから食べるようになりました。みなさんもそうだと思いますが、タネを避けるようにマンゴーを三等分にカットし、両サイドの実の部分に切り込みを入れて実を取り出し食します。

インドでもマンゴーをカットして食べますが、周りの友人の食べ方は異なっていたので皆さんに紹介したいと思います。

① 洗ったマンゴーのヘタの部分の皮を取り除き穴を開ける

② マンゴーをマッサージして果肉を押し潰しジェル状に

③ 皮を取り除いた穴からマンゴージェルをすする

④ ②と③を繰り返して食べていく

⑤ 最後に穴からタネを取り出し残りの部分を食す

小柄な女性や小さな子どもたちまで大きなマンゴーを1人一個ペロリと平らげていました。アルフォンソ種のマンゴーは皮が厚くこのような食べ方をしても途中で皮が破れることもなく、食べ進めていくと最後はタネと皮だけになります。子どもの時からマンゴー畑に囲まれて育ってきた友人たちにはこの食べ方が合理的だったのでしょう。食べている姿は日本のチューブ型アイスクリームを少しずつ押し出しながら食べるのに似ています。私たちもこの食べ方をためしてみましたが、慣れないため手が果汁でベタベタになり服を汚さないよう注意が必要でした。ちなみにメキシコなどでも同様のマンゴーの食べ方をすることがあるそうです。

インドマンゴーを加工して食べる

スイーツ

甘いもの好きが多いインドにはアイスクリーム専門店が多く、味もハイレベル。マンゴーアイスクリームは誰もが大好きで、絶対と言っていいほど各店のメニューに含まれています。インドにはフルーツパーラーもあり季節のフルーツを使ったデザートを楽しむこともできます。その中でもお勧めなのはマンゴーパフェ、バニラアイスに山盛りのカットされた完熟マンゴーを載せてその上からホイップクリームを載せて完成!値段は300ルピー(約424円)と少し値段は上がりますが、女性には大人気です。他にもマンゴーラッシー30ルピー(約42円)などは手頃な値段で、味も良くオススメです。

ピクルス

インドのマンゴーピクルス

これはグリーンマンゴーを用いて作るものですが、甘いものとスパイスが利いた酸っぱいものがあり、どちらもインド料理によく合い食が進みます。市販されているものも多いですが夏が始まる前にマンゴーを漬ける家庭も多く、この時期一年分のマンゴーピクルスを仕込みます。このピクルスはマンゴーの種が残っているので食べるときには、種を取り出しながら食べます。

まとめ

日本にいた時は大きなマンゴーを丸々一個食べる機会は少なかったように感じます。それは日本ではマンゴーがフルーツの中でも少し高級な部類に入るからかもしれません。その点インドではマンゴーは安くて、夏場にはダンボールにいっぱいのマンゴーを貰うこともあります。以前、ご近所さんに食べきれない量のマンゴーを差し入れた時の光景は印象的で、家族でマンゴーの取り合いに!赤ちゃんからお母さんまでマンゴーをマッサージしながら楽しそうに食べていました。インドの夏はフルーツの夏、手押し車で山積みのマンゴーを売っている人を見かけたらちょっと声を掛けて、インドの完熟マンゴーにしたづつみをうってみませんか?

マンゴーを楽しむインドの一家

※このコラムは画像を含め社外コラムニストから提供されたものであり、「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」編集部および合同会社アジア・パブリック・インフォメーションが内容の正確性・最新性を保証するものではありません。ただし、画像・文章の一部は編集部にて取得、あるいは加工、修正してある場合があります。また、コラム内で表現されている考えは当社の考えを代表しているものではありません。コラムニストの信頼性もしくは誠実さは十分に確認されておりますが、情報の利用は当サイトご利用者様ご自身の責任でお願いいたします。

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