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【インドコラム】自然の中でリラックス、インドの山で手軽にアウトドアを楽しむ

インドの山の所々で地元の人が簡素な売店をしている
(山の所々で地元の人が簡素な売店をしている)

自然の中でリラックス、インドの山で手軽にアウトドアを楽しむ

日常から離れて自然を満喫したい、週末を大自然の中でキャンプやバーベキュー、ハイキングといったアウトドア活動を楽しむ方は年々増えています。「ソロキャンプ」、「山ガール」、「山ごはん」などアウトドアに特化した言葉を聞いたり目にすることも増えたのではないでしょうか。

インドでもキャンプやハイキングはとても人気です。でも日本との楽しみ方の違いも感じます。今回は以前住んでいたマハーラーシュトラ州プネー周辺のアウトドアスポットを例に出しながら紹介していきます。

(※編集部注記:新型コロナ感染拡大を受け、筆者はこの記事をインド国外で執筆しました。この記事はインド滞在中に見聞きしたことを基に、出国後に書かれたものです。)

プネー郊外「Sinhgad Fort シンガッド・フォート」へハイキング!

プネー市内からからバスに揺られて1時間半ほどで目的地のシンガット・フォードがある山の裾野に到着します。「シンガッド・フォート」は山頂に築かれた古い要塞、そこまでハイキングコースを登っていくこともできれば自家用車やバイクで山頂に行くことも可能です。気軽にプネー市民がハイキングを楽しむ場所として人気のコースです。シンガッド・フォートの詳細はプネー政府公式サイトをご覧下さい。 https://pune.gov.in/tourist-place/sinhagad/

サンダルでハイキング⁉︎

私はハイキングに行くにあたって日頃から使っているハイキングシューズ、水や軽食、雨具などを入れたリュックを背負って準備万端で出発です。でもインドの友人たちはこれから山を登るというのにサンダルにショルダーバッグ又は手ぶらとかなりの軽装。ハイキングに行くようにはまるで見えません。日本では登山のための準備や服装を重視するので違和感を感じながらも出発!

新緑の木々の中を綺麗な川を横目に上へ上へと歩いて行きます。道中は思っていたよりも険しく、岩場や狭い登山道を進んで行かなくてはいけません。それでもサンダル履きの彼らは慣れた様子で身軽にヒョイヒョイと登って行きます。

所々、道端で地元のおじさんおばさんが飲み物や茹でたとうもろこしを売っています。そのため最悪手ぶらで来たとしても必要なら彼らから購入可能です。

初め登りきるまでに1時間と聞いていましたが、途中から雨も降り出したため休憩をとりながら最終的に3時間ほどで山頂に到着しました。山頂には野生の猿たちが至るところにいるため荷物には要注意です。山頂は自家用車などで登ってきた人も合流するため人で混雑しています。

インドのはハイキング場シンガッド・フォート山頂の砦には野生の猿が生息している。人も多くてなかなか進めません。
(山頂の砦には野生の猿が生息している。人も多くてなかなか進めません。)

山頂での昼食

山頂の砦を過ぎると広けた場所に出ます、そこにはいくつもの大きなテントがあります。それは地元の人が営んでいる食堂です。後で聞きましたがハイキング後に山頂の食堂で食事をとるため食料品を持たずに軽装で来る人が多いようです。テント食堂ではラッシーや野菜カレーとその場のかまどで作ってくれる焼きたてのチャパティをいただくことができます。

食後は広場で遊んだり、思い思いに風景の写真に撮ったりして過ごします。

帰りは来た道を下山するか、山頂の駐車場から乗合の小型バスで麓のバス停まで戻ることも可能です。私たちは体調が悪くなった友人がいたためお金を払い小型バスで一緒に下山、20分ほどで麓に到着しました。

プネー近郊のキャンプ場へ

インドのポーナ湖を前に色とりどりのテントが並んでいるキャンプ場
(ポーナ湖を前に色とりどりのテントが並んでいるキャンプ場)

プネー郊外の山間部、特にポーナ湖の近くには30軒以上ものキャンプ場が点在しています。キャンプ場以外にもプール付きのリゾートホテルなどの施設があります。

まだ夏が始まる前に友人たちとポーナ湖( Pawna Lake)近くのキャンプ場に遊びに行くことになりました。キャンプ場は湖が見渡せる好立地で都会の喧騒とは違ってとても静か、色とりどりのテントが何列も並んでいてとてもキュートな雰囲気です。自分たちでテントを設営する手間もありませんし、キャンプ用品がなくても安心!気楽にキャンプに来られます。

夕食と朝ごはんはビュッフェスタイルの食事が準備されているため自分達で火おこしや自炊する必要はありません。

キャンプ場でただただ遊ぶ

それぞれのテントが割り当てられ後、みんな中心の広場に集まりクリケットをすることに他のグループのキャンパーも一緒になって遊びます…インドは人が集まると決まってクリケットが始まります。他にも湖の周辺を散策したり、バトミントンなどをしたり思い思いに時間を過ごします。夕食後暗くなりキャンプファイアをしながらマシュマロを焼いたり、音楽を楽しんだり、踊ったり。食事後の片付けなどをする必要もないため皆んな就寝までひたすら遊んでいます。

もしインドでもアウトドアの装備・用具を揃えたいなら

インドでは趣味で登山やキャンプの装備・用具を揃えている人たちはそれほど多くはいません。もしあなたがキャンプ用品やアウトドアの装備をインドで揃えたいと思ってもなかなか専門店を見つけられないかもしれません。そんな方にはフランスの総合スポーツ用品のストア「DECATHLON デカトロン」をおすすめします。このストアはインドの都市部には必ずといっていいほど出店しているため容易に見つけられますし、品質も良く値段もリーズナブルです。

まとめ

最近日本でもグランピングなど気軽にキャンプを楽しめるサービスが人気です。でも日本は昔からキャンプの準備や不便なところも工夫してキャンプを充実させたり、キャンプのプロセスから得られる満足が感覚としてあると思います。インドの場合は手軽に気軽に楽しめるアウトドア・キャンプ!テント設営や食事の準備に翻弄されたくない、友人や子供、家族との時間をゆっくり過ごすことを大切にしています。同じ理由で日本で「ソロキャンプ」は流行ってもインドでは流行ることはまず難しいと思います。

※このコラムは画像を含め社外コラムニストから提供されたものであり、「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」編集部および合同会社アジア・パブリック・インフォメーションが内容の正確性・最新性を保証するものではありません。ただし、画像・文章の一部は編集部にて取得、あるいは加工、修正してある場合があります。また、コラム内で表現されている考えは当社の考えを代表しているものではありません。コラムニストの信頼性もしくは誠実さは十分に確認されておりますが、情報の利用は当サイトご利用者様ご自身の責任でお願いいたします。

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