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【インドコラム】個性あふれるインドの家 vol.1

インドの家の特徴ある部分

インドではソサエティーと呼ばれるマンションやアパートに住むのが一般的で、市内で一軒家を持っている人はごくわずか。インドでは日本の住宅にはない特徴も様々あり私自身気に入ってるところも多く、不可解というよりはユニーク、個性的といった言葉の方が合っています。いま現在住んでいる家、以前住んでいた家の中から幾つか個性的なポイントを皆さんにご紹介したいと思います。

①スイッチの多さに困惑…

インドの部屋に入ってまず困るのはライトのスイッチを入れること、スイッチが複数あり把握するだけでも四苦八苦します。自宅なら時間が経つにつれメインライトのスイッチ、間接照明のスイッチ、天井ファンのスイッチ、ドアベルのスイッチ、コンセントプラグの電源スイッチなど分かってきます。妻はマーカーでスイッチの区別がつくように印をつけていました。友達の家に行った際などはトイレの電気を点けるだけで一苦労、家主にお願いするのが一番でしょう。

②今の時代に南京錠⁉︎

インドでの施錠はドアのかんぬきに南京錠をかけるのが一般的です。個人的には安全性、在宅の有無がすぐに分かってしまうなど不安要素しかありません。インドではほぼ毎日留守中にハウスキーパーさんが来て部屋を掃除していきます。そのため鍵をご近所さんに渡しておいたりします。何かしら問題が起きたなら直ぐに鍵を変えられるし、もし新しい家に引越したとしても南京錠はそのまま使えます。南京錠はインド生活に合っている施錠方法なのかもしれません。それでも安物の南京錠は石などで破壊されて泥棒に入られてしまうことがあるので要注意!写真にあるようなタイプのものは作りがしっかりしていて多くの個人宅やお店で使われています。真鍮のものから細工の施してあるものまで様々ですが、愛らしい形やその重量感に個人的にとても魅力を感じます。

③蛇口が2つ

日本のキッチンシンクでは基本的に蛇口は1つですが、インドでは2つが基本です。一つは飲料水が出てくる蛇口、もう一つは飲めない水が出てくる蛇口です。飲めない水は洗い物や掃除やシャワーなどに使われますが、口にすることはありません。私たちの住んでいる地域では24時間飲料水は蛇口から出てきません。二日に一度決められた時間に政府が供給する飲料水をペットボトルなどに入れるなどして確保する必要があります。以前に住んでいた家では朝の7時から15分間だけしか供給されず、水の供給がないこともあり各家庭では多めに水をキープしておきます。アパートの部屋は4階にあり水圧が足りないのか、近所さんが水を欲張り過ぎているためか、家まで水が来なないことが多く水を確保するのは至難の業でした。最終的に自宅にミネラルウォーターボトルを注文し飲料水として使用していました。

④ハンドシャワー

インドに限らずタイやマレーシアなどの東南アジアにもあるトイレのハンドシャワー。トイレットペーパーを使わないインドではこのハンドシャワー又は小さい桶に水を汲み、用を足した後にお尻を洗います。ハンドシャワーの水圧は強いので調節して使用するそうですが、馴染みのない人にはとても難しい。インドの人々は子どもの時から水でお尻を洗うことを習慣にしてきたため、水がないと気持ち悪いそうです。私のインドの友人が日本に仕事で出張し一番困った事がトイレでした。もちろんウォシュレットはトイレについているのですが、二日目からはペットボトルに水を入れてトイレのためにいつも持ち歩いたそうです。

別問題としてインド人がもしトイレットペーパーを使い始めたならトイレットペーパーの消費は人口比からして大変なものになるに違いない。習慣の違いもあるがエコにもつながっています。

愛着のある我が家

個性あふれるインドの家vol.1いかがでしたか?海外に移住するしないに限らず、日本国内であっても“自分の家を快適な自分好みの空間にする” のは重要なポイントだと考えます。仕事が終わって帰りたいと思わせる家、大切な人と時間を過ごしたいと思わせる心地よい空間は、誰にとっても必要です。今回挙げたものの中には不便に思えるものもあるでしょう。様々なところに手がかかる、面倒臭い、でもそれを改善していったり受け入れた時に愛着のわく自分の家になっていく気がします。

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