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【フィリピン移住コラム】マクドナルドとジョリビー パート1 セブでファストフードと言えば?

フィリピンを代表するファストフード店ジョリビー
(1度でもセブ島を含むフィリピンに来てくださった方であれば,おそらくいろんな所で見かけたであろうジョリビーの看板とキャラクター)

こんにちは!

フィリピンのセブ島を拠点に活動しているAkiです。

前回までのシリーズでは日本とセブのコンビニの比較,特にセブンイレブンのラインナップについてお知らせしました。今回はジョリビーと呼ばれるフィリピン発のファーストフード店について世界のマクドナルドと比較しながら説明させていただきます。この比較を通して,ぜひフィリピン人の国民性や食文化についての理解を深めてみてください!

セブでファーストフードと言えば?

1度でもセブ島を含むフィリピンに来てくださった方であれば,おそらくいろんな所で見かけたであろうジョリビーの看板とキャラクター。でも,フィリピンにまだ来られたことがない方であれば,ほぼ見聞きすることのないマイナーな名前とキャラクターかと思います。ただ,実はこのジョリビー,フィリピンではファーストフード業界No.1の店舗数を誇り,あの世界のマクドナルドよりもフィリピンでは人気があると言われています。さらに米国やサウジアラビア※1などなど,270店舗以上の国際ブランチでも運営されているのです。また,このジョリビー,まるで日本のすかいらーくグループのように様々なジャンルのファーストフードブランドを現在グループとして経営しており,世界的に有名なバーガーキング(Burger King)[フィリピン国内のみ],セブでもよく見かける中華料理のチョーキン(Chowking),バーベキュー料理のマギナサール(Mang Inasal),パスタやピザを扱ったグリーンウィッチ(Greenwich),そして美味しいケーキが食べられるレッドリボン(Red Ribbon)などを今までに次々と買収し,ジョリビーグループ※2の傘下に収めるようになっています。そんなグループとしても強力なジョリビーではあるものの,そのすべてのブランドの中で1番フィリピン人に人気なのが今回ご紹介する本家ジョリビーです!まさにジョリビーはフィリピンのファーストフード業界を牽引し,今も揺るがぬ地位を保っているのです。

※1 Jollibeeの公式サイトによると米国,カナダ,香港,マカオ,ブルネイ,ベトナム,シンガポール,マレーシア,サウジアラビア,アラブ首長国連邦,カタール,オマーン,クウェート,バーレーン,イタリア,英国に支店があるようです。出典:https://www.jollibee.com.ph/

※2 正式名称はジョリビー・フード・コーポレーション(Jollibee Foods Corporation)です。

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ジョリビーの人気の秘密とは?

では,様々なジャンルのお店がある中で,そしてマクドナルドのようなファーストフード世界一がいる中で,どのようにジョリビーはフィリピンでのその揺るがぬ地位を保っているのでしょうか。その人気の秘密は一体何なのでしょうか。それは一言で答えるなら,”どこまでもフィリピン人の好みにカスタマイズ”しているところにあるようです。中心メニューはライスとフライドチキンと甘めのスパゲッティ(バナナ・ケチャップ)。いかがでしょうか。日本人が聞いても人気の理由がすぐに伝わってこないと感じるラインナップかも知れないですが,ここはフィリピン,世界のどの国と好みが異なるとしても”フィリピン人の心さえ掴めればよし”という潔い経営スタイルがフィリピンでは受け入れられ,ジョリビーは今なお成長し続けているようです。そして,フィリピンの中ではなんとあの世界のマクドナルドにすら大きな影響を与える存在ともなっています。

世界のマクドナルドに与えている影響

「日本 ファーストフード ランキング」「世界 ファーストフード ランキング」,こんなキーワードでネット検索したことがおありでしょうか。お察しのとおり,どちらも売上トップとしてマクドナルドがランキングされています(2021年6月現在)。おそらく多くの日本人にとって,統計を見ずともなぜか感覚的にもそうだろうと思える世界のマクドナルド,そのマクドナルドのラインナップとして真っ先に思い浮かぶのは何でしょうか。様々なハンバーガーとポテト,そしてマックシェイクやコーヒーなどではないでしょうか。それで期間限定で新しい味のハンバーガーがリリースされたり,ご当地ハンバーガーがあったりするのは何となく予想できると思うのですが,フィリピンのマクドナルドはその基本ラインナップ自体に大きな影響が及んでいます。次のラインナップをご覧ください。

フィリピンのマックデリバリー公式サイト
(画像は、フィリピンのマクドナルド<マックデリバリー>公式サイトから引用。https://mcdelivery.com.ph/)

こちらはフィリピンのマクドナルド公式サイト※3のレギュラーメニューです。ジョリビーの影響がどこに及んでいるか,お気づきでしょうか。そうです。各種ハンバーガーの左上の段にきているのがライスとフライドチキン,そして右上の段にきているのがスパゲッティ。(メニューをよく見てみるとライスも!)つまり,ライスとフライドチキンとスパゲッティはハンバーガーの上なのです!そして,スパゲッティに使われているソースもやはりバナナ・ケチャップ※4… そう,フィリピンのマクドナルドは大きくジョリビーの影響を受けたラインナップになっているのです。

※3 https://mcdelivery.com.ph/  McDelivery>Regular Menu

※4 ケチャップと聞くとトマトで作られたものというイメージがおありかと思いますが,この“バナナ・ケチャップ”は主にバナナや砂糖で作られているため,甘みが強いケチャップとなっています。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は日本とフィリピンのファーストフード店の比較から,国民性や食文化の違いについて共に考えることができました。まとめると,フィリピン人は心の声に正直で,世界のマクドナルドですらその食文化に傾倒しているということです!

私の知人のフィリピン人も1番好きなおかずがフライドチキンで,1番好きな食べ物がライスって言っておられましたが(笑),それ位 “郷に入っては郷に従え” スタイルを徹底している,それがフィリピンのファーストフードなのです!

では,次回は続きとして,ジョリビーとマクドナルドの幾つかのラインナップを食レポしてみたいと思います。

(2021年6月30日、表現を一部改めました。)

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