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【フィリピン移住コラム】セブ島生活 コロナの影響2

(写真1:近所の道路が封鎖されている)

こんにちは!

フィリピンのセブ島を拠点に活動しているAkiです。

前回は,今も世界で猛威を振るっているコロナの影響,特にセブでの買い物事情やそこから学べている点について書きました。残念ながら今回もその影響が続いているため,続編をお伝えいたします。テーマは,“ロックダウン中の街中の様子と外出するための専用のパス”についてです。

注記:厳密には,セブはロックダウン一歩手前の状況で,ECQ(強化されたコミュニティ隔離)というものですが,ほぼロックダウンに近い状況ですのでそのように記載しています。

快適な道路

1度でもセブに来たことがある方ならすぐに分かると思いますが,フィリピン第二の都市であるセブは慢性的な渋滞が起きることで知られています。ただ,ロックダウンの後,公共交通機関が停止し,タクシーすら走れない状況となり,自家用車もナンバーの末尾の番号によって乗れる曜日と乗れない曜日が決められるという状況です※1。また,各世帯に1枚の外出専用パスしか支給されていないため,大家族で生活するフィリピン人でも,家族で1人しか外出できない状態となっています。つまり,セブの道路は今ビックリする位ガラガラです。また,至るところで道路が封鎖され(写真1),主要な道しか通れなくなり,1つのバランガイ※2から隣のバランガイに行くためには検問を通る必要まで生じています。私も知人の車に乗せてもらって食料品の買い出しに行く時以外,外には出ないのですが,明らかにロックダウン中のセブの道路は快適に運転できる状態となっているように感じます!

※1 違反すると厳しい罰則が待っています。

※2 バランガイとは,市の下の区分,フィリピンの最小の地方自治単位です。

飲食店はテイクアウトのみ

セブの飲食店の多くはロックダウン中,仕方なくお店を閉めていますが,テイクアウトのみ可能というお店も少なくありません。そして,もちろんお店に行ってテイクアウトすることもできるのですが,専用のアプリから注文すると自宅まで品物を届けてくれます。単に出前のようにそのお店の人が届けてくれるのではなく,Food pandaなどの宅配サービス業者※3が代わりにお店に行き,テイクアウトして自宅まで届けてくれるサービスなのです。しかも,Food pandaは今の時期だけ送料無料,さらに最大50%OFFの商品を見つけられることすらあります。また,「接触無しのデリバリー」という項目もあり,「安全を守るため,配達員がご注文の商品を玄関先にお届けします」というサービスまであります。それで,もちろんお店まで取りに行くと若干安くなる商品もあるのですが,私のようにバイクも車もなく,近くにそのお店がない方であれば,交通機関もストップしている現状では宅配してもらうのが現実的かと思います。

※3 Grab foodやFood pandaといった有名な宅配サービスがフィリピンにはあります。

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外出するための専用のパス

セブ島外出用パスデジタル版
(デジタル版外出用パス)

また,その後のさらに強化されたロックダウンに備えて,バランガイ内でのみ使用可能のパスまで用意され(時間制限あり),それも知人のサポートのおかげで手に入れることができました。

注記:すべてのパスの条件は同じで申請できるのは各世帯に1人だけとなっています。

先程の項目でもちらっと説明しましたが,セブではロックダウン直前に各世帯に1枚の外出専用パス(通称グリーンパス)が発行されることになりました。また,そのアナウンスがなされてから5日以内に届くということだったので,予定を空けて皆待っていたわけですが,残念ながらそのパスの枚数が足りなくなったようで,結局19世帯が住む私のアパートで1枚しかもらうことができませんでした。それでロックダウン初期はそれを皆で仲良くシェアすることになりました! ただ,そのような状態をカバーするためか,すぐにデジタル版のパスも申請できるようにしてくださり,デジタル版さえ持っていればもグリーンパスと同じように使えることになりました。結果,私も迅速にパスを取得できました!

ロックダウン中にバランガイのみ使用可能なパス
(バランガイ内でのみ使用可能なパス。[7a.m.-10a.m.のみ])

ロックダウンを通して学べていること

前回の記事では,ロックダウンの制限や束縛というネガティブな要素だけでなく、徐々に保護や秩序というポジティブな側面にも目が向くようになったことをお伝えしました。今回は,さらに1ヵ月経った感想としては,仲間の助けのありがたみを強く感じられるようになりました。もし自分1人で買い出しもパスの取得もしなければいけなかったとしたら… 私は今頃,身体的にも精神的にも疲労が蓄積していたことと思います。また,それらに関係する情報を自分1人で集めなければいけなかったとしたら… それはそれで,気づかないうちに法律を破ってしまったり,大切な情報を見過ごしてしまったりしていたことと思います。時に様々な技術を活用すれば,何でも1人でできるというような錯覚に陥りやすい時代ではありますが,今回のロックダウンを通して改めて“感謝できること”,そして,“貢献できること”を考えて生活することの大切さを学ぶことができました!

では,もうしばらくこのコロナの影響は続きそうですが,皆様もぜひお体に気をつけて,共に助け合いながらこの危機を乗り越えていきましょう!

※このコラムは画像を含め社外コラムニストから提供されたものであり、「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」編集部および合同会社アジア・パブリック・インフォメーションが内容の正確性・最新性を保証するものではありません。ただし、画像・文章の一部は編集部にて取得、あるいは加工、修正してある場合があります。また、コラム内で表現されている考えは当社の考えを代表しているものではありません。コラムニストの信頼性もしくは誠実さは十分に確認されておりますが、情報の利用は当サイトご利用者様ご自身の責任でお願いいたします。

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