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【中国コラム】中国の長期休暇はどんなスタイル?

中国の長期休暇中の旅行先候補である黄山1

中国の長期休暇はどんなスタイル?

中国では長期休暇が年に三回あり、そのうち一回はこの五月にあります。

ということで、今回は中国の長期休暇事情を紹介しますね。

長期休暇

春節、労働節、国慶節が長期休暇に当たります。

春節期間中の旅行

春節は日本の旧正月にあたり、旧暦に基づいているので、毎年日付が変わります。

2021年は2月11日から17日まで7日間の連休でした。

小中高校・大学の春節休みは少し長く、春節の一二週間前くらいから約30日間お休みになります。

大都市に出稼ぎに出ている人たちも基本的には地元に戻るので、国内での移動者数が一年の中で一番多い時になります。

国土の広い中国での主な移動手段は高速鉄道、列車になります。

高鐵と列車のチケットは30日前から販売されますが、春節期間中のチケットはすべて「抢票(チャンピァオ)」と呼ばれる方法で販売されます。

抢票とは抽選方式のことで、基本的には早い者勝ちになります。

ただ、キャンセルもたくさん出ますので、買いそびれても粘って抢票していれば買えたりします。

旅行者が激減した2021年

例年では、ほとんどの人が帰省をするので大都市は閑散として、田舎が大変にぎやかになります。

今年2021年は、コロナ蔓延防止のため省を越えて移動する場合は、14日間の隔離をするようにとの政策が出されました。

そのため、省外に出ているほとんどの人が帰省をすることがなかったので、例年とは様子がまったく違って普段の祝日のような春節になりました。

コロナ禍開始と重なった2020年

2020年の春節はコロナが急速に広がったときでしたので、一斉に都市封鎖がなされ外出禁止令が宣言されました。ただ、春節が始まってからの政策だったので、ほとんどの人が帰省したばかりでした。

それで、自宅(普段生活している町)に帰ってきたときに14日間隔離をするという政策がなされました。

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労働節期間中の旅行

5月1日のアメリカで始まった労働節は中国でも長期休暇がとられています。

当初は7連休でしたが、年によっては3連休になるなどの変化を経て、現在は旅行産業の活性化を図るために5連休の長さになっています。

2021年は5月1から5日までお休みとなりました。

近年のコロナ過の影響で、連休中に旅行へ出かける人はだいぶ減りましたが、今年は移動制限が特に課されなかったこともあり、大勢の人が国内旅行を楽しみました。

2021年に大勢が出かけた旅行先

今年は海外に行けないので、海外好きはマカオ行って異国の雰囲気を楽しんだようですよ。

また、中国の歴史を味わえる成都や西安は今年特に人気で、飛行機や高速鉄道のチケットがとりにくかったそうです。

さらに5月は山登りに最適な気候なので、登山に行く人もたくさんいます。

中国の長期休暇中の旅行先候補である黄山2
(黄山の風景)

中国には名山がいくつもありますが、その中でも三本の指に入る安徽省の黄山は、「黄山を見たら五大岳は見に行かなくてもよい(黄山には五大岳の風景があるから)」という有名な漢詩があるほど、中国に来たら一度は訪れてみてほしい山のひとつです。

名峰や奇峰がいくつも連なる水墨画で描かれたような岩山の景色は見事なもので、峰の下に見る雲海や日の出など見所が満載です。

ふもとの村は世界遺産になっていて、それも併せて魅力たっぷりな観光地なので、いつか詳しく記事にしますね。

休暇調整

中国の長期休暇には必ず調休(ティアオシウ)という法定制度があります。

中国ではもともと祝日があまり多くないので、長くても週末と祝日の一日を合わせた3連休になります。

3連休だとなかなか遠くに出かけることがむずかしいため、前後の週末の休みを祝日前後に移動させて連休を作るという政策がとられるようになったそうです。

例えば5連休の場合、週末と祝日以外の2日分は連休前後の週末で調整します。2021年5月1日から5日の労働節では、連休前の4月25日(日)と連休後の5月10日(土)は国で定めた労働日になります。休日を前と後ろから1日ずつ持ってきて5連休にした、というわけですね。

労働日は、企業はもちろん、学校も正常に開かれます。

長期休暇には必ず休暇調整がされるので、週末に定期的な用事がある場合には、予定を調整する必要があります。

中国の独特な政策なので、外資企業や外国語学校などは、週末は変わらず休みにするところもあります。

中国の長期休暇に公園でのんびり過ごす?

まとめ

中国の連休制度には調休という制度があるので、外国人にとっては少し戸惑うかもしれませんね。土曜日と日曜日交互で調休になるので、連休前には、どの週末が労働日になるのか前もって確認することをお勧めします。

コロナが収束したら連休を利用して中国内を探索してみるのもいいですね。

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