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【中国コラム】日本でもじわじわとブーム?の麻辣味ってどんな味?

(写真:唐辛子と山椒)

日本でもじわじわとブーム?の麻辣味ってどんな味?

中国の料理と言えば激辛料理を思い浮かべることも多いのではないでしょうか?

とくに最近は日本でも麻辣味のスナック菓子や調味料が流行ってきているそうですね。

麻辣味の元祖、中国ではどんな料理の味付けに使われているのかご紹介したいと思います。

麻辣味って?

麻辣味とは、山椒や花椒のピリッとした辛味の「麻」と、唐辛子のヒリヒリする辛さの「辣」、二つの辛味を合わせたピリ辛味のことです。

とくに四川省や重慶市など西方面の人が好んで食べる味になります。

中国各地で味付けが違う⁉

中国は、国土がとても広いので東西南北で味付けが全く異なります。

中国人は、みんな辛い物が好きと思われがちですが、じつは南方の人はあまりというか全く辛い物を食べないんです。

湿度が年中高い地域の人たちが、むくみ対策に唐辛子などを使った辛い味付けを好んで食べるようになったと言われています。

そういった理由で、辛い味付けは西方面で食べられることが多いようです。

麻辣味の代表的な料理

中国には麻辣味と言えば、という定番料理が4つあります。

ひとつずつ紹介していきますね。

麻辣香锅(マーラーシャングオ)

(写真:麻辣香锅)

麻辣味の料理の中で、一番認知度の高い料理になります。

作り方はいたってシンプルで、肉類や野菜などの具材を麻辣味で炒めたら出来上がりです。

パクチーが添えられるのも特徴です。

大きな器にドンと盛り付けて、みんなでつっついていただきます。

専門店がたくさんあって、中国人に大人気の料理です。

スーパーでも麻辣シャングオの調味液が売られているので、家庭でも良く作られます。

麻辣烫(マーラータン)

四川省の郷土料理で面料理のジャンルになります。

お店に野菜や肉類がずらっと並べられているので、好きな具材と面、お店によってはスープの種類を選んで店員さんに渡します。

そうすると、厨房で煮てくれて出来上がりです。

近年では、東京にもいくつかの有名チェーン店が開いて日本でも人気がでているようですよ。

チェーン店のスープは、胡麻ダレ味の甘味とコクをプラスしたものが多いです。

「一言メモ」

じつは、この“マーラータン”かなり中毒性のある食べ物としても有名なんです。

食べ始めると、毎日でも食べたくなってしまう人がなぜか続出してしまうほど美味しい不思議な魅力が詰まっています。

地元のおばさまたちは‘スープに化学調味料がたっぷり入っている’という理由で「食べるのは、多くても週一回までにしなさい」と口をそろえて言うほど若者に大人気な料理です。

麻辣小龙虾(マーラーシャオロンシャー)

小龙虾とはザリガニの事です。

ザリガニをよーく洗ったら、殻ごとのまま茹でてから麻辣味の調味料で炒めた料理です。

ちなみに中国では、ザリガニはすこしリッチな食材で、たいていは濃い味付けで炒めてビールのお供として食べられています。

海のエビを食べなれている日本人のわたしとしては、身が少ないのが気になりますが、食べてみると意外にジューシーでおいしいですよ。

麻辣豆腐(マーラードウフ)

麻辣豆腐とは東北料理で、名前の通り豆腐を麻辣味で味付けした料理です。

これは日本の四川料理店でも人気のある麻婆豆腐とは作り方や味付けが少し違います。

大きく分けると、麻辣豆腐は野菜と豆腐の炒め煮をした料理で、麻婆豆腐はそぼろ肉と豆腐の炒め煮になります。

淡白な豆腐と麻辣味の濃いたれが良くマッチした家庭でも定番の料理です。

麻辣味をさらに楽しむ

日本にも麻辣味のスナック菓子があるように、中国にも麻辣味の駄菓子やスナックがたくさん展開されています。

こんにゃくや、豆腐皮(湯葉を厚くしたようなもの)や小魚などにタップリと甘めに造られた麻辣味の調味液を浸した駄菓子は、子どもから大人まで大人気です。

こういった駄菓子は「垃圾食品(ラージーシーピン)」と呼ばれ、体に良くないので健康志向のお母さんたちは、あまり子どもに食べさせないように気を配るようです。

それでも、とっても安く手に入るので(1~5CNY:15~80円くらい)子供たちは黙って買い食いしちゃうみたいですよ( *´艸`)

(写真:駄菓子)

日本のプリッツも、麻辣味を展開しています。

これもまた大人気なんです。

以前、ポッキー全種類とプリッツを数種類買って友だち数人で食べ比べをしたのですが、全員一致で麻辣味推しでした。

辛味は麻辣味だけ?

中国の辛味は分け方にもよりますが、大きく分けて6種類になります。

麻辣味以外にも、香辣(シャンラー)というクミンをきかせた香り高い辛味、甜辣(ティエンラー)という甘辛味、咸辣(シエンラー)という塩辛味、酸辣(スアンラー)のすっぱ辛い味、辛辣(シンラー)という激辛味があります。

辛味にも違った味わいがあるので、比べてみるのも楽しいですよ。

まとめ

中国に来られることがあれば、ぜひ麻辣味試してみてくださいね! 思ったより辛くなくて病みつきになるかもしれませんよ。

※このコラムは画像を含め社外コラムニストから提供されたものであり、「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」編集部および合同会社アジア・パブリック・インフォメーションが内容の正確性・最新性を保証するものではありません。ただし、画像・文章の一部は編集部にて取得、あるいは加工、修正してある場合があります。また、コラム内で表現されている考えは当社の考えを代表しているものではありません。コラムニストの信頼性もしくは誠実さは十分に確認されておりますが、情報の利用は当サイトご利用者様ご自身の責任でお願いいたします。

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