東西南北に国土が広い中国は、フルーツの種類がとても豊富です。
日本ではなかなか味わえないフルーツもあるので、今回は、初夏の旬のフルーツをまとめてご紹介したいと思います。
初夏~夏のフルーツ
中国にも梅雨があり、大抵6月中旬~7月初めは雨が多い季節になります。
その頃から初夏の間に出回るおすすめのフルーツを紹介していきますね。
スイカ

スイカは中国語で西瓜(シーグァー)と言います。スイカは、日本でも食べることができますが、中国ではとにかく安く手に入ります。果物市場では、一玉20RMB(約300円)ほどで売られています。
子どもたちはよく、豪快に半分に切ってスプーンでほじりながら食べていますよ。
ライチ

中国が原産のライチは、中国語で荔枝(リージー)と言います。赤色のうろこのような硬い皮で覆われた中の白い果肉を食べます。果肉は水分が多くぷりぷりとした食感でとても甘く香り高いのが特徴です。
世界三大美人の一人‘楊貴妃’が愛したフルーツとしても有名で、産地である華南から都のある長安まで早馬で8日8晩かけて運ばせたという話があります。
モモ・ネクタリン類
モモは中国語で桃子(タオズ)と言います。中国のモモは種類がとにかく多く、ネクタリン類などもよく見かけます。ただ、どの種類も熟れていても基本的に硬めです。
日本で一般的にみられるモモは、水蜜桃(シュェイミータオ)と呼ばれています。でも、やはり日本のものと比べて果実が硬めです。
土壌も関係するのかもしれませんが、種類も若干違うのかもしれませんね。

ぶどう

ぶどうは中国語で葡萄(プータオ)と言います。
いろいろな種類がありますが、有名なのは夏黑(シャーヘイ)という品種で見かけは巨峰に似ています。
ここ数年、日本のブドウとして巨峰やシャインマスカットも人気がでています。
マンゴー
マンゴーは中国語で芒果(マングオ)といいます。マンゴーも大きい物から小さい物、黄色や青色などいろんな種類が売られています。
一般的な黄色くて大きめのマンゴーは、一つ6RMB(約100円)ほどで買えます。
ウルシ科なので、アレルギーがある人は注意が必要です!
パインアップル
パインアップルには、大きく分けて国産のモノと台湾やフィリピン産の二種類が出回っています。
どちらも中国語で菠萝(ボールオ)と言いますが、台湾やフィリピン産のパインアップルで凤梨(フォンリィー)と言うこともあります。
国産の菠萝(ボールオ)は、少しアクが強く真ん中に芯があります。
あく抜きのために塩水につけてから食べましょう。
台湾とフィリピンの凤梨(フォンリィー)はアクが少なめで糖度は高く、芯もほとんどなく柔らかいのが特徴です。
ドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツは火龙果(フォーロングオ)と言います。
果実の色が赤色と白色のものがあり、白色の方がさっぱりしていて、赤色は糖度が高めです。
果実はとても柔らかく種も食べることができます。
栄養価が高いので、一日ひとつ食べるといいと言われたりしています。

ドリアン

果物の王様とも呼ばれるドリアンは、榴莲(リゥリエン)と言います。
その強烈な匂いは2m先からでも香ってきます。
バターのような味わいと食感でケーキを食べているようだと聞きました(私は香りが苦手でまだ試したことがありません💦)
ケーキにしたりピザの具材にしたりして食べるのも人気です。
ジャックフルーツ
世界で一番大きなフルーツ、ジャックフルーツは波罗蜜(ボールォミー)と言います。
外皮の見た目はドリアンのようですが、ドリアンほどとげとげしていません。
強めの甘い香りがします。
中の果実は黄色い白みがかった花のつぼみのような形をしたものがたくさん入っていて、触った感触はツルツルしています。
味はとても濃厚で甘味が強く、酸味も少しあります。
マンゴスチン
果物の女王とも呼ばれるマンゴスチンは、中国語で山竹(シャンジュー)と言います。
硬い皮の中に入っている、ミカンのように房に分かれた白色の果実を食べます。
果実はみずみずしく、甘いだけでなく酸味もあります。
コクがあるのにさっぱりとした味わいでとてもおいしいですよ。
栄養価も高く、果実にはビタミンC、B1などが含まれています。
メロン

甜瓜(ティエングア)や 香瓜(シャングア)と呼ばれるメロンにも、いろいろな種類があります。
中でも一番甘いのは哈密瓜(ハーミ-グア)と呼ばれる網掛けのマスクメロンです。
こちらのメロンは細長い楕円形のものがほとんどで、日本のメロンとはまた少し品種が違うようです。
果物屋さんの変化
最近では、高級フルーツ屋さんも増えてきました。
一昔前は高級なフルーツはデパートでのみ手に入れることができましたが、今は街中でも手軽に買えるようになりました。
そのようなお店では、包装がされていて味も選別されたものが置かれています。
お店やフルーツの品種にもよりますが、スイカは一玉50RMBほどだったりします。

まとめ
中国では、どの季節でも果物が豊富です。
もし中国に来る機会があれば、ぜひ中国ならではの果物も召し上がってみてくださいね。
※このコラムは画像を含め社外コラムニストから提供されたものであり、「Webマガジン ニュース・オブ・アジア」編集部および合同会社アジア・パブリック・インフォメーションが内容の正確性・最新性を保証するものではありません。ただし、画像・文章の一部は編集部にて取得、あるいは加工、修正してある場合があります。また、コラム内で表現されている考えは当社の考えを代表しているものではありません。コラムニストの信頼性もしくは誠実さは十分に確認されておりますが、情報の利用は当サイトご利用者様ご自身の責任でお願いいたします。