
中国上海で運転免許証を取得(切り替え)してみた(2)
先月のコラムでは中国で運転免許証を切り替える手続きに必要な書類の入手方法と試験対策について取り上げました。
今回は、試験当日の流れや費用などについてお伝えしたいと思います。
試験の予約手続き
筆記試験会場にまず予約をしに行きます。
ちなみにネットでは予約を受け付けていませんので気をつけてくださいね。
コロナ前は一週間以降の日取りしか予約できなかったそうですが、コロナ禍のいまは当日予約が可能になりました。
試験会場は郊外ですし、以降いつ状況が変わるかはわかりませんので、前もっていつまでの予約が可能か電話で確認しておくと手間が省けますよ。
そして2019年7月29日より上海の試験会場が市中心の哈密路1330号から郊外の浦东にある会場に変更されていますので、くれぐれも間違えないでくださいね。
上海運転免許試験会場(中国運転免許切替え試験会場)
上海市公安局公安局交警总队车辆管理所一分所
住所:浦东新区华夏西路2999号(浦東新区華夏西路2999号)
電話:021-62690606
受付時間:月〜金 9:00-17:00
私の場合は、午前10時半ごろ会場につき受付をしました。
当日の午前の部はもういっぱいだということで午後1時に予約を入れてもらえました。
試験代40元を受付で支払います。
電子マネーに対応していて、アリペイもしくはWeChatマネーで支払い可能です。
次に右手奥にある部屋に移動し、写真撮影と健康診断を行います。
まず入口で写真代+健康診断料100元を電子マネーで支払い、それから写真撮影が始まります。

その場で出来上がり写真を確認ができ、一回ほどなら撮り直しも可能なようです。
その辺りは撮ってくれるスタッフの塩梅にもよりそうですが。。。
写真を受け取ると隣の部屋に移動して、健康診断を行います。
と言っても、体重身長は自己申告で、簡単な視力と色盲検査が行われて終了です。
検査完了のレシートを受け取ったら入口近くにあるサービスセンターに行き検査完了手続きのレシートを発行してもらいます。
そのレシートを持って1番最初に行った受付に出向き試験予約完了手続きをしてもらいます。
午後からの試験ですが、先に試験会場前にある機械で受付番号を発行しておくようにと言われ他ので、2階にある試験会場に出向き、受付番号を発行してからランチに出かけました。
食事処
構内の身体検査場の横に小さな購買店があります。そこでパンやカップラーメンを購入することができます。
また駐車場入り口にはデリバリー置き場がありますので、デリバリーを頼むこともできます。
また、歩いて20分ほどのところや、タクシー15分圏内にもいくつかデパートがありますので安心してくださいね。
試験を受けた
1時からの試験には、平日なのに10人以上の人が受けに来ていました。
受付番号順に一人一人呼ばれて中に入っていきます。中に入るとまず試験官に資料を提出して何語で試験を受けるか申請します。
私はもちろん日本語でお願いしました。
それから指定されたパソコンに座ります。
コロナ対策でビニール手袋をつけて操作するように指示されました。
回答していくうちに、だんだんと蒸れてきましたがここは我慢です。
自分の準備ができたタイミングで試験を始めることができます。
1問ずつ問題が表示されていき、間違えると親切にも不正解と表示されます。
一問1点方式で全部で100問あり90点が合格ラインですので、10問まで間違えることができます。
前日にアプリで問題を解き続けていたおかげなのか、サクサクと終わり10分ほどで終わりました。
他の人にも聞くと大体それぐらいでできるようですよ。
その場で何点か表示されます。
私は95点でした。サクサクとやりすぎてどこを間違えたのか気づかず、 他に受けた方によると不正解と表示されるようですが、私は見落としていててっきり100点かと思いましたが ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ともあれ合格出来たので、その部屋で免許証発行手続き申請をしてもらいます。
申請票を受け取ると、隣の部屋に行くように指示されます。
免許証発行
免許証発行には40元かかります。電子マネーで支払い免許証発行申請票をスタッフに渡すと、発行を始めてくれます。
その場で厚紙に印刷してラミネートしたら完了です。
試験を受け始めて20分もしないうちに免許証を手に入れることができました。
これで晴れて中国で車を運転することができます。

日本の運転免許証がない場合
筆記試験に加えて実務試験を受ける必要があります。
そのために車校に通う必要があり、上海では5000元前後のようです。
運転免許証の電子化
2021年9月からWeChatや交警(交通警察)アプリで運転免許証を電子化できるようになりました。
まとめ
ますます近代化が進む中国では交通マナーの取り締まりが強化されています。
それに伴い、電動バイクの運転にも免許証が必要な都市が増えています。
今後長期滞在する予定の方は運転免許証があると便利かもしれませんね。
また中国の政策は頻繁に変わりますので今回のコラムはあくまでも参考までにされてくださいね!
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